リサイクル レプリケーション モデルを使用したイングレスおよびエグレス マルチキャスト レプリケーション
リサイクル ポートを使用したイングレスおよびエグレス レプリケーションでは、マルチキャスト パケットごとに 2 つのパスがあります。最初のパスでは、各パケットは、エグレスパケット転送エンジンのリサイクルポートを使用して、システム内の各エグレスパケット転送エンジンに複製されます。2 番目のパスでは、パケットがエグレス パケット転送エンジンのポートに複製されます。
このレプリケーションモデルでは、パケット転送エンジンのポートの複製は、同じパケット転送エンジンで行われます。レプリケーション後のマルチキャスト パケット フローは、ユニキャスト パケット フローと同程度に優れています。マルチキャスト トラフィック用に個別のキューはありません。ユニキャストトラフィックは、エグレスポートからクレジットを取得することで、通常通りスケジュールされます。
リサイクル ポートは、システム内のエグレスとイングレス パイプライン間のループバック用に設計された内部論理ポートです。リサイクル・ポートは、リサイクル・ベースのレプリケーションがCLIから有効になっている場合にのみ、ブート時に作成されます。リサイクル レプリケーション モデルを使用したイングレスおよびエグレス マルチキャスト レプリケーションには、システム パケット転送オプション mcast-repl-type 階層レベルで set ingress-egress-recycle ステートメントを使用します。レプリケーションタイプを選択しない場合、イングレスレプリケーション(イングレス専用)がデフォルトのレプリケーションタイプと見なされます。
egress PFE に向かう全体的なマルチキャスト トラフィック フローは、リサイクル ポート帯域幅によって制限されます。リサイクルポートの帯域幅は固定され、デフォルトの帯域幅は30Gbpsに設定されています。