NETCONF および Junos XML プロトコル セッションでの運用コマンド出力のフィルター
Junos OS を実行しているデバイスとの NETCONF または Junos XML プロトコル セッションでは、クライアント アプリケーションはデバイスの運用情報を要求し、サーバーに運用データのセット全体を返すか、その情報のサブセットのみを RPC 応答に返すように指示できます。すべての Junos OS 運用 RPC は XML サブツリー フィルタリングをサポートしています。これにより、RPC 応答をフィルタリングして、運用コマンド出力内の特定の要素を選択できます。データのサブセットのみを含むように出力をフィルタリングすると、転送が小さくなり、転送が迅速化され、アーカイブされた情報の保存領域が少なくなり、運用コマンドの出力を解析するのに必要な時間が短縮される場合があります。場合によっては広範囲に及ぶ可能性があります。
運用コマンド出力のフィルタリングは、RPC 出力を XML 形式で要求する場合にのみサポートされます。
デフォルトでは、NETCONF および Junos XML プロトコル サーバーは RPC リクエストの運用データのセット全体を応答で返します。アプリケーションは、RPC 要求に要素を含めて <filter type="subtree">
、運用コマンド出力の特定の部分を要求できます。タグ内で <filter>
、アプリケーションは 0 個以上の XML サブツリーを含めてフィルター選択基準を指定します。
RPC 応答で返される操作コマンドの出力をフィルター処理するには、RPC 要求を作成し、その要素を <filter type="subtree">
含めて、その操作コマンドの最上位レベルの応答タグ要素から始めて返す要素の XML ツリーを指定します。フィルターには、コンテインメント ノード、選択ノード、コンテンツ一致ノードを含めることができます。
<rpc> <operational-request> <!-- optional tag elements representing the options --> <filter type="subtree"> <!-- tag elements representing the elements to return --> </filter> </operational-request> </rpc>
要素で囲まれた最初の要素であるコマンドの最上位レベルの応答タグ要素を <rpc-reply>
決定するには、オプションを使用して CLI でコマンドを | display xml
実行できます。
開始<filter>
タグの属性はtype="subtree"
、クライアント アプリケーションが Junos XML 要素を使用して、情報を要求している運用要素を表していることを示します。空<filter type="subtree"/>
の要素を含める場合、サーバーは空の RPC 応答を返します。
運用コマンド出力のフィルタリングの詳細については、以下のトピックを参照してください。