Junos XML プロトコル セッションでアップロードする設定データの形式を定義する
Junos OSを実行しているデバイスとのJunos XMLプロトコルセッションでは、クライアントアプリケーションは、ファイル内またはJunos XMLプロトコルセッション中に出力されたデータストリームとして、設定データをデバイスにアップロードできます。どちらの場合も、クライアント アプリケーションでは、Junos XML タグ要素、フォーマット済み ASCII テキスト、Junos OS 設定モード コマンド、または JSON(JavaScript Object Notation)を使用して、新しい設定データを定義できます。
アプリケーションが Junos XML タグ要素を使用する場合は、ルート(タグ要素)から新しい要素または変更された要素まで、構成階層のすべてのレベルを <configuration> 表すタグ要素が含まれます。表記は、設定情報を要求するために使用したのと同じで、 Junos XMLプロトコルを使用した設定変更の要求で詳細に説明されています。
<configuration>
<!-- tag elements representing the configuration data -->
</configuration>
アプリケーションがフォーマットされたASCIIテキストとして設定データを提供する場合、標準のJunos OS CLI表記を使用して、設定ステートメント(改行文字、タブ、その他の空白、中括弧、角括弧)間の階層関係を示します。新しいエレメントまたは変更されたエレメントごとに、階層レベルの下に直接表示されるトップレベル・ステートメントから始まる、完全なステートメント・パスが [edit] 指定されます。
ASCIIテキストがデータストリームとして提供される場合、タグ要素で <configuration-text> 囲まれます。
<configuration-text>
/* formatted ASCII configuration statements */
</configuration-text>
ASCIIテキストがファイルに提供されている場合、 <configuration-text> タグ要素はファイルに含まれません。
設定データを ASCII テキストとして提供する場合、アプリケーションはタグに <load-configuration> 属性もformat="text"含める必要があります。
<rpc>
<load-configuration url="file-location" format="text"/>
</rpc>
<rpc>
<load-configuration format="text">
<configuration-text>
/* formatted ASCII configuration data */
</configuration-text>
</load-configuration>
</rpc>
Junos OS リリース 11.4 以降、設定モード set コマンドとして設定データを読み込むことができます。設定モードsetコマンドとして設定データを提供すると、Junos OSは設定指示を一行ずつ実行します。各要素に対して、 コマンドで完全なステートメントパスを指定することも、 などのupナビゲーションコマンドを使用して、editCLI設定モードと同様に設定階層を移動することもできます。
設定モード set コマンドがデータ ストリームとして提供される場合、コマンドは tag 要素に <configuration-set> 囲まれます。
<configuration-set>
/* configuration mode commands */
</configuration-set>
設定モード set コマンドがファイルに提供されている場合、 <configuration-set> タグ要素はファイルに含まれません。
設定データを Junos OS 設定モード コマンドとして提供する場合、アプリケーションには タグに および format="text" 属性<load-configuration>も含めるaction="set"必要があります。
<rpc>
<load-configuration url="file-location" action="set" format="text"/>
</rpc>
<rpc>
<load-configuration action="set" format="text">
<configuration-set>
/* configuration mode commands to load */
</configuration-set>
</load-configuration>
</rpc>
Junos OS リリース 16.1 以降、デバイスで JavaScript Object Notation(JSON)を使用してフォーマットされた設定データを読み込むことができます。アプリケーションが JSON 形式で構成データを提供する場合は、ルートから新しいエレメントまたは変更されたエレメントまで、構成階層のすべてのレベルを表す構成データが含まれます。
JSON形式の設定データをデータストリームとして提供する場合、そのデータはタグ要素で <configuration-json> 囲まれます。
<configuration-json>
/* JSON-formatted configuration data */
</configuration-json>
JSON 形式の設定データをファイルに提供する場合、 <configuration-json> タグ要素はファイルに含まれません。
設定データを JSON 形式で提供する場合、アプリケーションにはタグに format="json" 属性 <load-configuration> も含める必要があります。
<rpc>
<load-configuration url="file-location" format="json"/>
</rpc>
<rpc>
<load-configuration format="json">
<configuration-json>
/* JSON-formatted configuration data */
</configuration-json>
</load-configuration>
</rpc>
属性は format 、以下の1つ以上の属性と組み合わせることができます。
urlactionメモ:JSON 形式は、マージ、上書き、更新の値に対
actionしてのみサポートされています。
、 、 <configuration-set>、および <configuration-json> タグ要素の<configuration><configuration-text>参照ページについては、 Junos XML API 運用開発者リファレンスを参照してください。