Junos OSプロセスからコアファイルを保存する
デフォルトでは、内部 Junos OS プロセスがコア ファイルを生成すると、そのファイルおよび関連するコンテキスト情報は、デバッグ目的で process-name.core.core-number という名前の圧縮された tar ファイルに保存されます。/var/tmp/ と /var/crash/ ディレクトリの tgz。Junos OS Evolvedでは、出力は、ルーティングエンジンコアファイルの場合は/var/core/ディレクトリ、FPCコアファイルの場合は/var/lib/ftp/in/に保存されます。コンテキスト情報には、設定およびシステムログメッセージファイルが含まれます。
Junos OS Evolvedには、相互に関連するプロセスが多数あります。これらのプロセス ペアでは、1 つのプロセスが応答を停止してコア ファイルを生成すると、この機能をサポートするリリースで、システムはデフォルトで関連プロセスのライブ コアも生成します。その結果、障害発生時の診断データはより完全になり、根本原因をより詳細に分析して、問題を迅速に解決できます。
Junos OS Evolved関連のプロセスペアには、bfddとbfddagentがあります。cfmd と cfmd-agent。dot1xd および dot1xd-agent。l2ald および l2ald-agent;l2cpd と l2cpd-agent。mcsnoopd および mcsnoopd-agent。ppmd と ppmdagent;およびルーティングとrpdagent。
コア ファイルと関連するコンテキスト情報の保存を無効にするには、[edit system] 階層レベルで no-saved-core-context ステートメントを含めます。
[edit system] user@host# set no-saved-core-context
コアファイルのみを保存するには、[edit system]階層レベルでsaved-core-filesステートメントを含め、保存するファイル数を指定します。
[edit system] user@host# set saved-core-files number
ここで、 number は保存するコア・ファイルの数で、1 から 10 までの値を指定できます。
コアファイルをコンテキスト情報とともに保存するには、[edit system]階層レベルでsaved-core-contextステートメントを含めます。これがデフォルトです。
[edit system] user@host# set saved-core-context
Junos OS Evolvedで、関連するプロセスがコアファイルを生成したときにプロセスのライブコアを生成する機能を無効にするには、 no-livecore-dump-on-crash ステートメントを設定します。ステートメントは、個々のプロセスまたは機能をサポートするすべてのプロセスに対して設定できます。
[edit system] user@host# set processes process-name no-livecore-dump-on-crash user@host# set processes all-processes no-livecore-dump-on-crash
変更履歴
サポートされる機能は、使用しているプラットフォームとリリースによって決まります。特定の機能がお使いのプラットフォームでサポートされているかどうかを確認するには、 Feature Explorer を使用します。