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Junos OSの動作のトレースとロギング

トレースおよびロギング操作により、デバイスで発生するイベント(通常の動作とエラー状態の両方)を追跡したり、デバイスによって生成されたパケットまたはデバイスを通過したパケットを追跡したりできます。トレースおよびロギング操作の結果は、 /var/log ディレクトリ内のファイルに保存されます。

リモートトレーシング

Junos OSには、特定のプロセスに対してリモートトレーシングを実行するオプションが用意されています。これにより、トレーシングに使用するデバイス内部ストレージが大幅に削減され、リモートシステムロギングに類似しています。システム全体にリモート・トレーシングを設定するには、 階層レベルの ステートメント[edit system]を使用しますtracing。デフォルトでは、リモート・トレースは構成されていません。階層レベルで ステートメント[edit process-name traceoptions]を使用してno-remote-trace、特定のプロセスのリモート・トレースを無効にすることができます。この機能によってローカル トレース機能がまったく変更されることはなく、ログ ファイルはデバイスに保存されます。

Junos OS は、以下のプロセスのリモート トレーシングをサポートしています。

  • chassisd:シャーシ制御プロセス

  • eventd - イベント処理プロセス

  • cosd - サービスクラスプロセス

  • spd—適応型サービスプロセス

システム全体のリモート・トレースを有効にするには、 階層レベルで ステートメントを含め destination-override syslog host ます [edit system tracing] 。これは、トレースを収集するシステムログプロセス(syslogd)を実行しているリモートホストを指定します。トレースは、 /etc/syslog.conf の syslogd 設定に従って、リモートホスト上のファイルに書き込まれます。デフォルトでは、リモート トレーシングは構成 されていません

特定のプロセスに対するシステム全体のリモートトレーシング設定を上書きするには、 階層に ステートメントを含め no-remote-trace ます [edit process-name traceoptions] 。を有効にすると no-remote-trace 、プロセスはローカルトレースを実行します。

メモ:

リモート トレースが設定されている場合、トレースはリモート ホストに移動します。

トレースを収集するには、リモートホストの /etc/syslog.conf でファシリティをセレクターとして使用しますlocal0。さまざまなプロセスのトレースを異なるファイルに分離するには、プロセス名またはトレースファイル名が [edit process-name traceoptions file] 階層レベルで指定されている場合は、/etc/syslog.conf のプログラムフィールドに含めます。syslogサーバーがホスト名とプログラム名の解析をサポートしている場合は、さまざまなプロセスからトレースを分離できます。

ロギング操作

ロギング操作では、UNIX syslogd ユーティリティと同様のシステム ロギング メカニズムを使用して、インターフェイスのアップ/ダウンやデバイスへのログイン/ログアウトなど、システム全体の高度な操作を記録します。これらの操作syslogを設定するには、 Junos OSシステムログの概要で説明されているように 階層レベルで ステートメント[edit system]を使用し、 ルーティングデバイス用Junos OSルーティングプロトコルライブラリで説明されているように 階層レベルで ステートメント[edit routing-options]を使用しますoptions

トレース操作

トレース操作では、送受信されるさまざまな種類のルーティング プロトコル パケットやルーティング ポリシー アクションなど、ルーティング プロトコルの動作に関する詳細メッセージが記録されます。トレース操作は、 traceoptions ステートメントを使用して設定します。ルーター設定のさまざまな部分でトレース操作を定義できます。

  • グローバルトレーシング操作: すべてのルーティングプロトコルのトレーシングを定義します。これらのトレース操作は、構成の階層 [edit routing-options] レベルで定義します。

  • プロトコル固有のトレース操作: 特定のルーティング プロトコルのトレースを定義します。これらのトレース操作は、個々のルーティング プロトコルを設定する際に、 [edit protocols] 階層で定義します。プロトコル固有のトレース操作は、global traceoptions ステートメントで指定した同等の操作をオーバーライドします。同等の操作がない場合は、グローバル・トレース・オプションを補完します。プロトコル固有のトレースを指定しない場合、ルーティング プロトコルはすべてのグローバル トレース操作を継承します。

  • 個々のルーティングプロトコルエンティティ内のトレース操作:一部のプロトコルでは、より詳細なトレース操作を定義できます。例えば、ボーダーゲートウェイプロトコル(BGP)では、ピア固有のトレース操作を設定できます。これらの操作は、同等の BGP 全体の操作をオーバーライドするか、同等の操作がない場合は補足します。ピア固有のトレース動作を指定しない場合、ピアは、まず BGP 全体のすべてのトレース動作を継承し、次にグローバル トレース動作を継承します。

  • インターフェイス トレース操作: 個々のルーター インターフェイスとインターフェイス プロセス自体のトレースを定義します。これらのトレース操作は、 [edit interfaces] ルーティングデバイス用Junos OSネットワークインターフェイスライブラリで説明されているように、設定の階層レベルで定義します。