VMホストのサポートによるルーティングエンジンでの自動リカバリーの無効化
自動リカバリー機能は、破損が発生した場合にJunos OSを自動的に回復するのに役立ちます。これにより、Junos OSを常に運用および管理に利用できます。ホストJunos OSは、プライマリディスクで使用可能なイメージからJunos VMの起動を試みます。ただし、ゲスト Junos OS の起動に失敗した場合、ホスト OS は、最後に実行された操作であれば request vmhost snapshot
、バックアップ ディスクで使用可能なホスト OS イメージおよび Junos OS イメージのスナップショットから Junos VM の起動を試みます。バックアップ ディスクにスナップショットが含まれていない場合、ホスト OS は、 request vmhost upgrade
が最後に実行された操作であれば、プライマリ ディスクの代替セットで使用可能なソフトウェアから Junos VM の起動を試みます。
ゲスト Junos OS では、自動リカバリー機能がデフォルトで有効になっています。デバッグのために、ホストが Junos VM を自動的にリカバリーしないようにするには、ホストによる自動リカバリーを無効にします。
ゲスト自動リカバリーを無効にするには、[edit vmhost]
階層レベルで no-auto-recovery
ステートメントを含めます。
[edit vmhost] no-auto-recovery