SRXシリーズファイアウォール向けJunos OSアップグレード
スムーズで信頼性の高いインストールプロセスを確保するためのアップグレードパス、方法、ベストプラクティスなど、SRXシリーズファイアウォールのJunos OSアップグレード手順について説明します。
SRXシリーズファイアウォールは、Junos OSが事前にインストールされた状態で提供されます。デバイスの電源をオンにすると、プライマリ ブート デバイスを使用して起動(ブート)します。これらのデバイスではセカンダリ ブート デバイスもサポートされているため、プライマリ ブート デバイスと設定をバック アップできます。
新機能とソフトウェア修正が利用可能になると、それを使用するためにはJunos OSをアップグレードする必要があります。アップグレードの前に、プライマリ ブート デバイスをバック アップすることをお勧めします。
Junos OS アップグレード
SRXシリーズファイアウォールでは、現在の設定のスナップショット、工場出荷時のデフォルト設定、またはレスキュー設定を使用して、プライマリまたはセカンダリのブートデバイスを設定できます。別のデバイスで使用するために、設定を複製することもできます。
SRXシリーズファイアウォールにセカンダリブートデバイスが設定されておらず、プライマリブートデバイスが破損した場合、USBフラッシュドライブまたはTFTPサーバーからJunos OSパッケージを破損した内部メディアにリロードできます。
SRXシリーズファイアウォールでのJunos OSアップグレード方法
Junos OSのアップグレードには、インストール前に内部メディアをフォーマットする方法と、しない方法があります。デュアルルート パーティショニング方式でJunos OS リリースをインストールするには、インストール前に内部メディアをフォーマットするアップグレード方法を使用する必要があります。
アップグレード方法 | メディアの書式設定動作 |
---|---|
TFTPサーバーを使用したブート ローダーからのインストール | インストール前に内部メディアをフォーマットします |
USBストレージ デバイスを使用したブート ローダーからのインストール | インストール前に内部メディアをフォーマットします |
J-Webユーザー インターフェイスを使用したインストール |
|
CLIを使用したインストール | 既存のパーティショニング方式を保持 |
デュアルルート パーティショニング方式でメディアをフォーマットした後は、その後のアップグレードで従来のCLIまたはJ-Webユーザー インターフェイスのインストール方法を使用できます。