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VM ホストをサポートするルーターのブート プロセス
ブート プロセスでは、コンソール ポートとファイル名の同期を通じて基本的なパラメータを設定します。
初めての起動
デバイスの電源を初めてオンにすると、ルーターがブート プロセスを開始します。
ハードウェアおよびフィールド プログラマブル ゲート アレイ(FPGA)レベルの初期化が完了すると、統合拡張ファームウェア インターフェイス(UEFI)によってブート デバイスが選択され、ホスト OS が起動します。ホスト OS は、ユーザーの管理コンテキストであるデフォルトのゲスト Junos OS を起動します。デバイスの電源が完全にオンになると、コンソール ポートにログイン プロンプトが表示されます。
ブートシーケンス
ルーティングエンジンは、以下の順序でストレージメディアから起動します。
ティッカー
ソリッド ステート ドライブ 1 (SSD1)
ソリッド ステート ドライブ 1 (SSD2)
起動前実行環境(PXÈ)
コンソール ポートについて
初期設定を実行するには、ルーター前面のシリアル ポートであるコンソール ポートを介して端末またはラップトップ コンピューターをルーターに接続する必要があります。コンソール ポートは、管理者がネットワーク接続を使用せずにJunos OSに直接ログインするために使用する管理ポートです。
2 つのユニバーサル非同期レシーバ/トランスミッタ(UART)ポートがミッドプレーンに接続され、ライン カードへの CTY アクセスを提供します。CTY アプリケーションでは、いつでも 2 つのポートをアクティブにできます。これらのポートは、Junos VM で構成に使用できます。
ルーターの基本プロパティの設定について、詳しくは Junos OSデバイスに初めてアクセスするを参照してください。
ホスト名の同期について
ホスト名は、ネットワーク上のルーターの一意の ID を提供します。Junos OSは、コマンドプロンプトの一部として設定されたホスト名を使用して、ログファイルやその他のアカウンティング情報を先頭に追加するだけでなく、デバイスIDを知ることが有用なその他の場所でも使用します。Junos OSは255文字までのホスト名の最大長をサポートしますが、ホストOSは64文字以下のホスト名をサポートします。そのため、Junos OSとホストOS間でホスト名を同期させる必要があります。Junos OSで設定したホスト名とホストOSで設定したホスト名を同期させる場合は、以下の条件に注意してください。
Junos OSで設定されたホスト名が58文字以下の場合、ホストOS(Linux)でサポートされているホスト名の形式は Junos hostname-nodeになります。
例えば、Junos OSが設定したホスト名が xx..xxの場合、ホスト名は xx..xxノードになります。
Junos OSで設定されたホスト名の長さが58文字を超える場合、同期プロセスでは59番目の文字以降の文字が切り捨てられ、切り捨てられた文字が-nodeに置き換えられます。