インストール・イメージに対する構成の検証
デバイス上の Junos OS Evolved イメージをアップグレードまたはダウングレードすると、実際のアップグレードまたはダウングレードが始まる前に、既存の設定が新しいイメージと互換性があることがシステムによって検証されます。
デバイスの Junos OS Evolved をアップグレードまたはダウングレードする前に、 ジュニパーネットワークスサポート からダウンロードしたインストールイメージと照らし合わせて、デバイスの現在の設定を検証する必要があります。
検証はデフォルトでオンになっています。デバイス上で起動するために、設定したり、コマンドを発行したりする必要はありません。
デバイス上の Junos OS Evolved イメージをアップグレードまたはダウングレードすると、実際のアップグレードまたはダウングレードが始まる前に、既存の設定が新しいイメージと互換性があることがシステムによって検証されます。
検証中、Junos OS Evolvedはイメージを一時的な場所にインストールし、検証が完了するまでこのイメージを保持します。検証後、Junos OS Evolvedは以下のいずれかのステータス メッセージを表示します。
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Upgrade cleanup succeeded
: 追加操作は失敗しましたが、一時的なイメージの削除は成功しました。 -
Upgrade cleanup failed
: 追加操作と一時イメージの削除が両方とも失敗しました。 -
Validate cleanup succeeded
: 一時イメージが正常に削除されました。 -
Validate cleanup failed
:一時的なイメージの削除に失敗しました。
検証の利点 - 検証に失敗した場合、新しいイメージは読み込まれません。検証なしでシステム上のソフトウェアをアップグレードまたはダウングレードすると、既存のイメージと新しいイメージ間の設定の非互換性、または新しいイメージをロードするためのメモリ不足によって、システムが現在の設定を失ったり、オフラインになったりする可能性があります。
検証を手動で呼び出すには、次のいずれかの操作を行います。
request system software add image-name
運用モードコマンドを発行して、検証付きでパッケージをインストールします。request system software validate
運用モードコマンドを発行して、設定を検証します。