ソフトウェアを以前のバージョンにロールバックする
Junos OS Evolvedは、ルーティングエンジン上のプライマリソリッドステートドライブ(SSD)上のソフトウェアと設定ファイルの複数のバージョンを維持します。 request system software add 運用モードコマンドを発行するたびに、以前のソフトウェアイメージと設定が自動的に保持されます。最後に実行されたソフトウェア イメージと対応する構成ファイルがデフォルトのロールバック イメージです。古いイメージは、古いイメージが実行されていたときの設定とともに保持されます。
デフォルトで保持されているロールバックイメージと設定を使用して、現在のイメージと同じディスク上の以前のイメージに戻します。
アップグレードまたはロールバックした後、ソフトウェアが現在の設定を使用できない場合、多くの場合、現在の管理インターフェイス設定を使用してルーティングエンジンに引き続きアクセスできます。管理インターフェイスが起動しない場合は、コンソールを使用してデバイスに接続し、ソフトウェアと設定をロールバックします。
アップグレード後、初期起動中にインストールに失敗した場合、ルーティングエンジンは、スナップショットが保存されているセカンダリ SSD からの起動に自動的に復帰します。その後、セカンダリSSDに保存されたスナップショットを使用して、ルーティングエンジンを再起動できます。その後、特にスナップショットのバージョンがソフトウェアと設定の十分な最近のバージョンでない場合は、ソフトウェアのバージョンをロールバックできます。
デュアルルーティングエンジンデバイスの場合、 request system software rollback 運用モードコマンドは、両方のルーティングエンジンをロールバックソフトウェアバージョンに戻します。すべてのデバイスについて、コマンドはFPCのソフトウェアバージョンもロールバックします。
- ロールバックに使用できるソフトウェア イメージを確認するには、
show system software list運用モード コマンドを使用します。 - 現在の設定(スナップショット設定)の任意のイメージにロールバックするには、
request system software rollback package-name運用モードコマンドを使用します。 - ソフトウェアが最後に実行されていた時点の対応する設定で、最後に実行中のイメージにロールバックするには、
request system software rollback with-old-snapshot-config運用モードコマンドを使用します。 - 任意のイメージとそれに対応する設定にロールバックするには、
request system software rollback package-name with-old-snaphot-config運用モードコマンドを使用します。