トラフィックエンジニアリングをサポートするIS-IS拡張
ネットワークトポロジーと負荷に関する情報をトラフィックエンジニアリングとMPLSに提供するために、IS-ISのJunos OS実装に拡張機能が追加されました。具体的には、IS-IS は、リンク属性を指定する新しい型、長さ、値(TLV)タプルをサポートしています。これらの TLV は、IS-IS リンク状態 PDU に含まれています。リンク属性情報は、トラフィック制御データベースに追加するために使用されます。このデータベースは、CSPF(制限付き最短パス ファースト)アルゴリズムが MPLS LSP(ラベルスイッチ パス)が取るパスを計算するために使用されます。このパス情報は、RSVPがLSPを設定し、それらの帯域幅を予約するために使用されます。
可能な限り、トラフィック制御のショートカットではなく、IS-IS内部ゲートウェイプロトコル(IGP)のショートカットを使用します。
トラフィックエンジニアリング拡張は、RFC 5305、 トラフィック制御のためのIS-IS拡張機能で定義されています。
IS-IS IGP のショートカット
IS-IS では、ショートカットを設定できます。これにより、IS-IS はイングレス ルーティング デバイスからエグレス ルーティング デバイスへのサブインターフェイスであるかのように LSP をネクスト ホップとして使用できます。階層レベルの ステートメントでto
[edit protocols mpls label-switched-path lsp-path-name]
指定されたアドレスは、LSPがエグレスルーティングデバイスへの直接リンクとして機能し、IS-IS SPF計算への入力として使用されるためには、エグレスルーティングデバイスのルーターIDと一致する必要があります。この方法で使用する場合、LSPはIPv4トラフィックのみを伝送する点を除き、ATM(非同期転送モード)やVC(フレームリレー仮想回線)と変わりません。