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VRRP の分散型定期パケット管理プロセスの有効化

通常、VRRP アドバタイズメントは VRRP プロセス(vrrpd)によってプライマリ VRRP ルーターで一定の間隔で送信され、グループの他のメンバーは VRRP プライマリ ルーターが動作していることを確認できます。

vrrpdプロセスが忙しく、VRRPアドバタイズメントを送信しない場合、バックアップVRRPルーターは、プライマリルーターがダウンしていると想定し、プライマリルーターとして引き継ぐ可能性があり、不要なフラップが発生します。この買収は、元のプライマリ ルーターがまだアクティブで使用可能であり、トラフィックが減少した後にアドバタイズの送信を再開する場合でも発生する可能性があります。この問題に対処し、vrrpdプロセスの負荷を軽減するために、Junos OSは定期的なパケット管理プロセス(ppmd)を使用して、vrrpdプロセスに代わってVRRPアドバタイズを送信します。ただし、パケット転送エンジンに存在する分散 ppmd プロセスに VRRP アドバタイズメントを送信する作業をさらに委任できます。

分散した ppmd プロセスに VRRP アドバタイズの送信を委任する機能により、現在 VRRP 広告の送信を担当している ppmd プロセスが忙しい場合でも、VRRP アドバタイズメントが送信されます。このような委任により、ppmd プロセスが忙しいときに誤ったアラームが発生する可能性はありません。分散 ppmd に VRRP アドバタイズメントの送信を委任する機能も、負荷が複数の ppmd インスタンスで共有され、単一のユニットに集中しないため、拡張性に追加されます。

メモ:

MD5認証による広告などのCPU集約型VRRP広告は、分散ppmdが有効になっている場合でも、ルーティングエンジン上のVRRPプロセスによって引き続き処理されます。

メモ:

VRRP は、PPM 委任が有効になっている場合(デフォルト)の場合にのみ、グレースフル ルーティング エンジン スイッチオーバーによってサポートされます。

メモ:

集合型イーサネットおよび IRB(統合型ルーティングおよびブリッジング)の委任は、MPC ライン カードでのみサポートされます。MX104などのMPCが組み込まれているルーティングデバイスは、この機能をサポートしていません。

VRRP アドバタイズメントを送信するように分散 ppmd プロセスを設定するには、 階層レベルで ステートメントを[edit protocols vrrp]delegate-processingめます。

集合型イーサネットおよび IRB インターフェイス上で VRRP アドバタイズメントを送信するように分散 ppmd プロセスを設定するには、 階層レベルに ステートメントを[edit protocols vrrp]delegate-processing ae-irbめます。