VPNグレースフルリスタートの設定
グレースフルリスタートにより、VPN制御プレーンの再起動中のルーターは、隣接するルーターからその状態を回復しながら、トラフィックを転送し続けることができます。グレースフルリスタートがなければ、コントロールプレーンの再起動により、ルーターが提供するすべてのVPNサービスが中断されます。グレースフル リスタートは、レイヤー 2 VPN、レイヤー 3 VPN、仮想ルーター ルーティング インスタンス、VPLS でサポートされています。
レイヤー 2 VPN またはレイヤー 3 VPN にグレースフル リスタートを実装するには、以下のセクションで説明する設定タスクを実行します。
ルーティングインスタンスのグレースフルリスタートの設定
レイヤー3 VPNの場合のみ、 階層レベルに ステートメントを含めることで、ルーティングインスタンス内のすべてのルーティングおよびMPLS関連プロトコルにグレースフルリスタートをgraceful-restart
[edit routing-instances instance-name routing-options]
設定する必要があります。マルチインスタンスBGPとマルチインスタンスLDPを設定できるため、キャリアオブキャリアシナリオのグレースフルリスタートがサポートされます。ルーティングインスタンスのグレースフルリスタート期間を設定するには、 に ステートメントをrestart-duration
[edit routing-instances instance-name routing-options]
含めます。
[edit] routing-instances { instance-name { routing-options { graceful-restart { disable; restart-duration seconds; } } } }
階層レベルの ステートメントを使用 disable
して、個々のプロトコルのグレースフルリスタートを [edit routing-instances instance-name protocols protocol-name graceful-restart]
無効にすることができます。