EX9200スイッチ上のVPN内のPEルーター間のIBGPセッションの設定
VPN で発信および終了するルートに関する情報を PE ルーターが交換できるように、PE ルーター間で IBGP セッションを設定する必要があります。PE ルーターは、この情報に基づいて、リモート サイトを宛先とするトラフィックに使用するラベルを決定します。
VPN の IBGP セッションを次のように設定します。
[edit protocols] bgp { group group-name { type internal; local-address ip-address; family evpn { signaling; } family (inet-vpn | inet6-vpn) { unicast; } family l2vpn { signaling; } neighbor ip-address; } }
local-address
ステートメント内の IP アドレスは、ローカル PE ルーター上のループバック インターフェイスのアドレスです。VPN の IBGP セッションは、ループバック アドレスを介して実行されます。(ループバックインターフェイスは、[edit interfaces]
階層レベルでも設定する必要があります)。
neighbor
ステートメント内の IP アドレスは、隣接する PE ルーターのループバック アドレスです。
family
ステートメントにより、レイヤー2 VPN、VPLS、EVPN、またはレイヤー3 VPNのIBGPセッションを設定できます。
レイヤー 2 VPN と VPLS の IBGP セッションを設定するには、
[edit protocols bgp group group-name family l2vpn]
階層レベルでsignaling
ステートメントを含めます。[edit protocols bgp group group-name family l2vpn] signaling;
EVPNのIBGPセッションを設定するには、
[edit protocols bgp group group-name family evpn]
階層レベルでsignaling
ステートメントを含めます。[edit protocols bgp group group-name family evpn] signaling;
レイヤー3 VPNのIPv4 IBGPセッションを設定するには、
[edit protocols bgp group group-name family inet-vpn]
階層レベルでunicast
ステートメントを設定します。[edit protocols bgp group group-name family inet-vpn] unicast;
レイヤー3 VPNのIPv6 IBGPセッションを設定するには、
[edit protocols bgp group group-name family inet6-vpn]
階層レベルでunicast
ステートメントを設定します。[edit protocols bgp group group-name family inet6-vpn] unicast;
同じピアグループ内で、 family inet
と family inet-vpn
の両方、または family inet6
と family inet6-vpn
の両方を設定できます。これにより、同じピアグループ内でIPv4とIPv4の両方のVPNルート、またはIPv6とIPv6の両方のVPNルートのサポートを有効にすることができます。