マルチホーム EVPN-MPLS ネットワークにおけるコンバージェンス
CE デバイスを EVPN MPLS ネットワーク上の 2 台以上の PE デバイスにマルチホーミングすると、冗長接続が提供され、PE デバイスの 1 つに障害が発生した場合や PE-CE リンクに障害が発生した場合でも、ネットワークでサービスを提供し続けることができます。CE デバイスから PE デバイスへのマルチホーム接続に障害が発生すると、ネットワーク内のデバイスは、転送テーブル内の MAC ルートとネクスト ホップ エントリーを含めて、EVPN ルートを更新します
図 1 は、CE1 を PE1 にマルチホームし、PE2 をイーサネット セグメントに配置したシンプルな EVPN トポロジーを示しています。CE1からPE1への接続が失敗し、同様にCE1からPE1への接続が復元された場合、PE1はPE2とPE3からMACルートを撤回し、PE2とPE3はPE1から学習したMACルートを削除します。EVPNエグレスリンク保護は、マルチホームPEデバイスにバックアップネクストホップを追加し、ネットワークでの高速リルート(FRR)をサポートするために使用されます。EVPN エグレス リンク保護を有効にすると、EVPN MPLS ネットワークのコンバージェンス時間を改善し、PE デバイスへのリンクに障害が発生した場合のトラフィック損失を減らすことができます。
EVPNエグレスリンク保護を有効にするには、EVPNネットワーク内のすべてのマルチホームPEデバイスの[edit routing-options forwarding-table]
階層レベルでevpn-egress-link-protection
を含めます。
さらに、シングルホームPEデバイス(PE3)の[edit routing-options forwarding-table]
階層レベルでdynamic-list-next-hop
を含める必要があります。
次の例は、evpn エグレス リンク保護の設定例を示しています。
routing-instances { blue { instance-type evpn; vlan-id 100; interface ae0.0; route-distinguisher 10.255.255.1:100; vrf-target target:100:100; protocols evpn; } } routing-options { forwarding-table { export lb; evpn-egress-link-protection; } } policy-options { policy-statement lb { term 1 { then { load-balance per-packet; } } } }