カプセル化解除トンネルの外側ヘッダーに基づく分類
概要 デフォルトでは、パケットがトンネルを出ると、終端ルーターはトンネル(外部)ヘッダーを削除し、内部ヘッダーの分類に基づいてパケットを転送します。トンネルの終端ルーターとして機能するサポートされているルーターでは、アンダーレイ(イングレス)インターフェイスの 外部 ヘッダーに割り当てた分類に基づいてパケットを転送できます。
カプセル化解除トンネルの外側ヘッダーに基づく分類の概要
トンネルに入るIPパケットの場合、イングレスルーター( 図1を参照)は、トンネルヘッダー(外部IPヘッダー)を使用してパケットをカプセル化します。このトンネルヘッダーは、パケットをトンネルを介してエグレス ルーターに誘導します。

デフォルトでは、パケットがトンネルを出ると、エグレス ルーターはトンネル(外部)ヘッダーを削除し、内部ヘッダーの分類に基づいてパケットを転送します。エグレス ルーターのアンダーレイ(イングレス)インターフェイスの外部ヘッダーに割り当てた分類に基づいて、パケットを転送できます。これを行うには、まず 階層レベルでオプション[edit class-of-service interfaces ftin unit 0 classifiers]
を設定しますno-default
。次に、エグレス ルーターのアンダーレイ インターフェイスに必要な分類子を割り当てます。
オプションを適用する no-default
と、ルーティングインスタンスへのデフォルト分類子の適用が無効になります。この場合、 no-default
オプションを適用すると、内側ヘッダーに基づく分類が明確に防止され、外部ヘッダーに基づく分類が有効になります。