マルチフィールド分類子を使用してパケット損失の優先度を設定する
このトピックでは、受信パケットまたは送信パケットの損失優先度を設定するために、マルチフィールド分類子を使用および設定する方法について説明します。
マルチフィールドの分類子は、ファイアウォール ルールが入力フィルターまたは出力フィルターとして適用されるかどうかに応じて、受信パケットまたは送信パケットに対してアクションを実行します。3色マーキング(TCM)が有効になっている場合、ジュニパーネットワークスM320マルチサービスエッジルーターとTシリーズコアルーターは、4つのマルチフィールド分類子PLP(パケット損失優先度)指定をサポートします。 low
medium-low
medium-high
high
マルチフィールド分類子にPLPを設定するには、 階層レベルで設定するポリサーまたはファイアウォールフィルターに ステートメントを[edit firewall]
含めますloss-priority
。
マルチフィールド分類子の入力(一致条件)は、宛先アドレス、送信元アドレス、IP プロトコル、送信元ポート、宛先ポート、DSCP の 6 つのパケット ヘッダー フィールドの 1 つ以上です。マルチフィールド分類子の出力は、転送クラスと損失優先度(PLP)です。マルチフィールド分類子は、インターフェイスに出入りする各パケットに対して、特定の宛先アドレス、送信元アドレス、IPプロトコル、送信元ポート、宛先ポート、またはDSCPで転送クラスとPLPを設定します。
以下のサンプル手順では、 または 10.1.2.0/24
送信元アドレスを持つすべての IPv4 パケットに転送クラスexpedited-forwarding
と PLP medium-high
が10.1.1.0/24
割り当てられます。
このサンプル手順で分類子を使用するには、 階層レベルで転送クラスの expedited-forwarding
設定を構成する [edit class-of-service forwarding-classes queue queue-number expedited-forwarding]
必要があります。詳細については、 転送クラスが出力キューにクラスを割り当てる方法についてを参照してください。