入力分類の上書き
IPv4またはIPv6パケットの場合、受信した分類を上書きし、入力インターフェイス、入力優先ビット、または宛先アドレスに基づいて同じ転送クラスに割り当てることができます。そのためには、CoSプロパティを設定する際にポリシークラスを定義し、ルーティングポリシーを設定する際にこのクラスを参照します。
受信パケットの分類を上書きすると、関連する優先ビットまたは受信インターフェイスから出力送信キューへのマッピングは無視されます。また、受信インターフェイスによってパケット損失優先度(PLP)ビットがパケットに設定されている場合、PLP ビットはクリアされます。
入力パケットの分類を上書きするには、次の操作を行います。
階層レベルで ステートメントを含めることで、
class
ポリシークラスを[edit class-of-service forwarding-policy]
定義します。[edit class-of-service] forwarding-policy { class class-name { classification-override { forwarding-class class-name; } } }
class-name
は、ルーティング ポリシー クラスを識別する名前です。階層レベルのステートメントに含めることで、ポリシークラスを
policy-statement
ルーティングポリシーに[edit policy-options]
関連付けます。ステートメントで宛先プレフィックスを指定し、route-filter
ステートメントでCoSポリシークラス名をthen
指定します。[edit policy-options] policy-statement policy-name { term term-name { from { route-filter destination-prefix match-type <class class-name> } then class class-name; } }
階層レベルで ステートメントを
export
含めることで、ポリシーを[edit routing-options]
適用します。[edit routing-options] forwarding-table { export policy-name; }