PLP に基づいた書き換えルールの設定
ルールの書き換えは、送信パケットに対してアクションを実行します。3色マーキング(TCM)が有効になっている場合、ルーターは、4つの書き換えパケット損失優先度(PLP)指定をサポートします。 low
medium-low
medium-high
high
書き換えルールに PLP を含める場合は、 階層レベルに以下のステートメントを[edit class-of-service]
含めます。
[edit class-of-service] rewrite-rules { (dscp | dscp-ipv6 | exp | ieee-802.1 | inet-precedence) rewrite-name { import (rewrite-name | default); forwarding-class class-name { loss-priority (low | medium-low | medium-high | high) code-point (alias | bits); } } }
Junos OSでは、書き換えルールは、受信CoS値ではなく、パケットの転送クラスとパケット損失の優先度(イングレスでの動作集約またはマルチフィールド分類子によって割り当てられた)のみを見て、エグレスでパケットヘッダーに書き込むCoS値を決定します。書き換えルールの入力は、転送クラスとPLPです。書き換えルールの出力はCoS値です。つまり、書き換えルールは、指定された転送クラスと PLP でインターフェイスから出る各パケットの CoS 値を設定します。
例えば、以下を設定すると、000000
CoS値は、転送クラスとmedium-high
PLPを持つインターフェイスから出るすべてのパケットにassured-forwarding
割り当てられます。
class-of-service { rewrite-rules { dscp dscp-rw { forwarding-class assured-forwarding { loss-priority medium-high code-point 000000; } } } }
この分類子を使用するには、 階層レベルで転送クラスの assured-forwarding
設定を構成する [edit class-of-service forwarding-classes queue queue-number assured-forwarding]
必要があります。詳細については、 転送クラスが出力キューにクラスを割り当てる方法についてを参照してください。