10 ギガビット イーサネット LAN/WAN PIC でのスケジューリングとシェーピングの概要
10 ギガビット イーサネット LAN/WAN PIC は、10 個の 10 ギガビット イーサネット ポートを備え、100 Gbps の WAN 帯域幅と 50 Gbps のパケット転送エンジン帯域幅を提供します。10ギガビットイーサネットLAN/WAN PICのイングレス側では、PIC上の2つの連続する物理インターフェイスが、ポートグループにグループ化され、単一のスケジューラによってサービスを受けます。ポートグループは 、表1に示されています。
ポート グループ |
マッピングされたポート |
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グループ 1 |
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グループ2 |
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グループ3 |
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グループ4 |
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グループ5 |
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ポート グループ内の 2 つの物理インターフェイスは、パケット転送エンジンに向けて 10 Gbps の帯域幅を共有します。スケジューラには、8つのCoS(サービスクラス)キューと2つの制御キューがあります。10 ギガビット イーサネット LAN/WAN PIC のイングレス側では、8 つの CoS キューが 2 つの物理インターフェイスに対して 4 + 4 に分割されます。したがって、10 ギガビット イーサネット LAN/WAN PIC は、物理インターフェイスごとに 4 つのイングレス キューと 8 つのエグレス キューをサポートします。
10 ギガビット イーサネット LAN/WAN PIC のイングレス側では、制限付きキュー設定を使用して、複数の転送クラスを 1 つのキューにマッピングできます。イングレスキューにスケジューラマップを作成する場合、同じキューにマップされた複数の転送クラスから1つの転送クラスのみを選択する必要があります。そして、 コマンドを使用してスケジューラマップを set class-of-service scheduler-maps map-name forwarding-class class-name scheduler scheduler
指定できます。
10 ギガビット イーサネット LAN/WAN PIC は内部でパケット バッファリングを管理し、設定は不要です。
遅延帯域幅のバッファリング設定は、10ギガビットイーサネットLAN/WAN PICではサポートされていません。