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RED ドロップ プロファイルの概要

ドロップ プロファイルは、RED(Random Early Detection)プロセスの一機能で、キューが満たされる前にパケットを破棄できます。ドロップ プロファイルは、キューのフルネスとドロップの可能性という 2 つの主要な値で構成されています。キューのフルネスは、そのキューに割り当てられた合計量との関係でパケットを格納するために使用されるメモリの割合を表します。ドロップ確率は、個々のパケットがネットワークからドロップされる可能性に関連する割合値です。これらの 2 つの変数は、グラフのように組み合わされています。

各パケットについて、0~100 のランダム番号を計算します。このランダム番号は、現在のキューが特定のキューにあるドロップ プロファイルに対してプロットされます。ランダム番号がグラフの線を超えた場合、パケットは物理メディアに送信されます。数値がグラフの線を下回った場合、パケットはネットワークからドロップされます。

パケットのランダムドロップは RED-Dropped としてカウントされ、その他の理由でパケットが破棄された(100% の可能性)はテールドロップされたパケットとしてカウントされます。

サービス クラス(CoS)設定階層のドロップ プロファイル セクションにドロップ確率を指定し、各スケジューラ設定で参照します。各スケジューラについて、損失の優先度(低、中低、中規模、高)と IP トランスポート プロトコル(TCP または非 TCP または任意)の組み合わせごとに、複数の個別のドロップ プロファイルを設定できます。

注:

一部SRX シリーズでは、tcp および非 tcp 値はサポートされていません。「任意」の値のみサポートされています。実際のプラットフォームのサポートは、実装のJunos OSの種類によって異なります。

最大 32 の異なるドロップ プロファイルを設定できます。

RED ドロップ プロファイルを設定するには、設定の階層レベルに次のステートメント [edit class-of-service] を含てます。

デフォルトドロッププロファイル

デフォルトでは、ドロップ プロファイルを設定すると、RED はまだ有効であり、輻輳を管理するための主要なメカニズムとして機能します。デフォルトの RED ドロップ プロファイルでは、書き込みレベルが 0 パーセントの場合、ドロップの確率は 0 パーセントになります。フィル レベルが 100 パーセントの場合、ドロップ率は 100 パーセントになります。