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ホストアウトバウンドトラフィックのキューイングとマーキングについて

このトピックでは、以下の情報を取り上げます。

ホストアウトバウンドトラフィックの概要

ローカルで生成されたトラフィックとも呼ばれるホストアウトバウンドトラフィックは、ルーティングエンジンによって生成されたトラフィックと、分散プロトコルハンドラーによって生成されたトラフィックで構成されています。

ルーティング エンジン送信元トラフィック

ルーティングエンジンから送信されるトラフィックには、OSPF Helloパケット、ICMPエコー応答(ping)パケット、BGPやLDP制御パケットなどのTCP関連パケットなどのコントロールプレーンパケットが含まれます。

分散プロトコル ハンドラー トラフィック

分散プロトコル ハンドラー トラフィック は、ルーティング エンジンに加えて、パケット転送エンジン(デフォルト モード)に分散したセッションを実行するときに、ルーターの 定期的なパケット管理 (PPM)プロセスからのトラフィックを指します。PPM プロセスは、双方向転送検出(BFD)プロトコルやリンク アグリゲーション制御プロトコル(LACP)など、さまざまなクライアント プロセスに代わって、プロトコル Hello やその他のキープアライブ パケットの定期的な送信を行い、またクライアント プロセスに代わってパケットを受信します。さらに、PPMは時間の影響を受けやすい定期的な処理を処理し、プロセス固有のパケットの送信や統計の収集などのタスクを実行します。デフォルトでは、ルーティング エンジン上の PPM セッションはパケット転送エンジン上で分散して実行され、これによりクライアント プロセスをパケット転送エンジンで実行できます。

メモ:

MX80ルーターのインターフェイスでは、LACP制御トラフィックは、パケット転送エンジンを介するのではなく、ルーティングエンジンを介して送信されます。

分散プロトコル ハンドラー トラフィックには、BFD キープアライブ メッセージなどの IP(レイヤー 3)トラフィックと、集約型イーサネット上の LACP 制御トラフィックなどの非 IP(レイヤー 2)トラフィックの両方が含まれます。

ホストアウトバウンドトラフィックのデフォルトキューイングおよびマーキング

デフォルトでは、ルーターはプロトコルに best-effort 基づいて、ホストアウトバウンドトラフィックを転送クラス(キュー0にマッピング)または network-control 転送クラス(キュー3にマッピング)に割り当てます。詳細については、 デフォルトルーティングエンジンプロトコルのキュー割り当てを参照してください。

ほとんどのプロトコルでは、ルーターは、ホストのアウトバウンドトラフィックフローのレイヤー3パケットのサービスタイプ(ToS)フィールドをDiffServコードポイント(DSCP)ビット000000(転送クラスと best-effort 相互に関連付ける)とマークします。BGPなどの一部のプロトコルでは、ルーターは、パケットをキュー0に割り当てながら、ToSフィールドに802.1pビット110(転送クラスと network-control 相関する)をマークします。ルーターは、集合型イーサネット上の LACP 制御トラフィックなどのレイヤー 2 トラフィックをリマーキングしません。詳細については、 デフォルト DSCP および DSCP IPv6 分類子を参照してください。

ホストアウトバウンドトラフィックの設定されたキューイングとマーキング

ルーターがアウトバウンドトラフィックのキューとリマークに使用する、非デフォルトの転送クラスとDSCPビットを設定できます。これらの構成設定は、以下のタイプのトラフィックに適用されます。

  • ルーティング エンジンによって生成されたパケット

  • M320 ルーターの MX シリーズ ルーター、M120 ルーター、および拡張 III FPC でホストされるエグレス インターフェイス用の分散プロトコル ハンドラー トラフィック。

これらのデフォルト設定を変更するには、 階層レベルで forwarding-class class-name ステートメントと dscp-code-point value ステートメントを [edit class-of-service host-outbound-traffic] 含めます。この機能は、トランジット トラフィックや受信トラフィックには影響しません。

設定された転送クラスの上書きは、レイヤー2プロトコル、レイヤー3プロトコル、およびすべてのアプリケーションレベルトラフィック(FTPやping操作など)に関連するすべてのパケットに適用されます。設定された DSCP ビット オーバーライド値は、MPLS EXP ビットまたは IEEE 802.1p ビットには適用されません。

設定されたキューイングおよびアウトバウンド ルーティング エンジン トラフィックのマーキングのみ

ルーティング エンジンのみで生成されたトラフィックをキューに入れ、リマークするためにルーターが使用する非デフォルト転送クラスと DSCP ビットを設定するには、ルーターのループバック アドレスの出力に IPv4 ファイアウォール フィルターをアタッチします。および dscp フィルターアクションをforwarding-class使用して、上書き値を指定します。

この機能は、 host-outbound-traffic ルーティング エンジン出力トラフィックの設定のみを上書きします。