レスキュー設定
レスキュー設定とは、既知の機能する設定です。アクティブなコンフィギュレーションが破損している場合、デバイスはアクティブなコンフィギュレーションとしてレスキューコンフィギュレーション・ファイルを自動的に読み込みます。
レスキュー設定の作成と復帰
レスキュー設定では、必要に応じて、既知の動作している設定、または復旧用の既知の状態を持つ設定を定義できます。これにより、 コマンドでロールバック番号を覚えておく必要が rollback
軽減されます。レスキュー設定は、デバイスを既知の設定にロールバックするか、デバイスの設定とバックアップ設定ファイルが修復できないほど損傷した場合に最後の手段として機能します。
直近にコミットされた設定をレスキュー設定として保存し、いつでもその設定に戻すために、 コマンドを request system configuration rescue save
発行します。
user@host> request system configuration rescue save
レスキュー設定に戻す場合は、設定モード コマンドを rollback rescue
使用します。レスキュー設定をコミットしてアクティブにするには、 コマンドを commit
使用します。
[edit]
user@host# rollback rescue
load complete
レスキュー設定が存在しない場合、またはレスキュー設定が完全で実行可能な設定でない場合、コマンドが失敗すると rollback
、エラーメッセージが表示され、現在の設定はアクティブなままになります。
既存のレスキュー設定を削除するには、 コマンドを request system configuration rescue delete
発行します。
user@host> request system configuration rescue delete
user@host>