アーカイブ サイトへの構成のバックアップ
デバイスの設定をアーカイブ ファイルに定期的に転送するようにデバイスを設定できます。
アクティブ・コンフィギュレーションの転送を設定する
デバイスの現在の設定をアーカイブ サイトにバックアップする場合は、アクティブ設定を FTP、HTTP、セキュア コピー(SCP)、または SFTP によって定期的または各コミット後に転送するようにデバイスを設定できます。
アクティブな設定をアーカイブサイトに転送するようにデバイスを設定するには、 [edit system archival configuration] 階層レベルでステートメントを含めます。
[edit system archival configuration]
archive-sites {
file:/path;
file:///path;
ftp://username@host<:port>//url-path;
http://username@host<:port>/url-path;
scp://username@host<:port>/url-path;
sftp://username@host<:port>/url-path;
}
routing-instance routing-instance;
transfer-interval interval;
transfer-on-commit;
コンフィギュレーション・ファイルを転送するようにデバイスを構成する場合は、ファイルの転送先のアーカイブ・サイトを指定します。複数のアーカイブ サイトを指定した場合、デバイスはリスト内の最初のアーカイブ サイトにファイルの転送を試み、転送に失敗した場合にのみ次のサイトに移動します。
archive-sites ステートメントを使用する場合、宛先を FTP URL、HTTP URL、SCP スタイルのリモートファイル仕様、または SFTP URL として指定できます。URL タイプ file: もサポートされています。アーカイブ サイトを指定するときは、URL の末尾にスラッシュ (/) を追加しないでください。
- URL タイプ file: は、ローカル ファイルでのみサポートされます。
- FTP オプションを使用する場合は、host:port の後に二重スラッシュ (//) を指定します。以下はその一例です。 ftp://username@host<:port>//url-path
file:/path/ は、RFC 8089 で定義されているように、権限フィールドがなく、スラッシュ "/" で始まる絶対パスを持つローカル ファイルの最小表現です。
file:///path、RFC 8089 で定義されている空の権限を持つローカルファイルの従来のファイル URI の例です。
IPv6ホストアドレスを使用したステートメント内のURLを指定する場合、URL全体を引用符("")で囲み、IPv6ホストアドレスを括弧([ ])で囲む必要があります。例えば、"ftp://username<:password>@[ipv6-host-address]<:port>//url-path"
アクティブな構成をアーカイブ サイトに定期的に転送するようにデバイスを構成するには、[edit system archival configuration] 階層レベルで transfer-interval ステートメントを含めます。
[edit system archival configuration] transfer-interval interval;
intervalは、15分から2880分の範囲の期間です。
構成をコミットするたびに構成をアーカイブ サイトに転送するようにデバイスを構成するには、[edit system archival configuration] 階層レベルで transfer-on-commit ステートメントを含めます。
[edit system archival configuration] transfer-on-commit;
ネットワーク デバイスが特定のルーティング インスタンスを介してアーカイブ サーバーに到達する場合は、[edit system archival configuration]階層レベルで routing-instance ステートメントを設定し、ルーティング インスタンスを指定します。
[edit system archival configuration]
routing-instance routing-instance;
コピー先ファイル名は次の形式で保存されます。ここで、 n はアーカイブされた圧縮された設定ロールバックファイルの番号に対応します。
<router-name>_YYYYMMDD_HHMMSS_juniper.conf.n.gz
宛先ファイル名に含まれる時刻は、協定世界時 (UTC) です。
SSHホストキーが設定されていない場合にコミット時のSFTP転送が失敗する理由の詳細については、 KB76300 を参照してください。