engine-id
構文
engine-id { (local engine-id-suffix | use-default-ip-address | use-mac-address); }
階層レベル
[edit snmp]
説明
エンジン ID のサフィックスを設定することで、SNMPv3 エンジンの一意の識別子を定義します。エンジンIDは識別にのみ使用され、アドレス指定には使用されません。エンジン ID には、プレフィックスとサフィックスの 2 つの部分があります。プレフィックスは、RFC 3411, An Architecture for Describing Simple Network Management Protocol (SNMP) Management Frameworks で定義された仕様に従ってフォーマットされており、設定できません。サフィックスはここで設定されます。
SNMPv3 認証と暗号化鍵は、関連するユーザー パスワードとエンジン ID に基づいて生成されます。エンジン ID を設定または変更する場合、SNMPv3 ユーザーを設定する前に、ユーザー パスワードと新しいエンジン ID をコミットする必要があります。コミットしないと、認証が失敗します。
デフォルトでは、 use-mac-address
このオプションは有効になっています。これにより、エンジンIDサフィックスはMACアドレスに基づくようになります。
Junos OSリリース14.1X53-D43以降、QFXシリーズスイッチは、エンジンIDサフィックスにシャーシMACアドレスを使用します。OCX シリーズでは、管理インターフェイスの MAC アドレスが引き続き使用されます。
デフォルトの動作は、 オプションまたは local engine-id-suffix
オプションを使用して use-default-ip-address
上書きできます。
既定
use-mac-address
オプション
local engine-id-suffix | エンジンIDサフィックスは、入力されたデータに基づいて設定されます。 |
use-default-ip-address | エンジンIDサフィックスは、デフォルトのIPアドレスから生成されます。 |
use-mac-address | エンジン ID サフィックスは、スイッチ上の管理インターフェイスの MAC アドレスから生成されます。 |
必要な権限レベル
snmp—設定でこのステートメントを表示します。
snmp-control—設定にこのステートメントを追加します。
リリース情報
Junos OSリリース11.1で導入されたステートメント。