arp-throttle
構文
arp-throttle seconds
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階層レベル
[edit forwarding-options next-hop]
説明
アドレス解決プロトコル(ARP)要求スロットリングがトリガーされたときにアクティブであり続ける時間(秒単位)を定義します。
ARP スロットリングがトリガーされると、特定の論理インターフェイスに対してアクティブになります。設定された時間の間、ARP スロットリングは有効なままで、特定のインターフェイスに入るトラフィックは、特定の SPU からルーティング エンジンに送信される ARP ネクストホップ解決リクエストをトリガーしません。
より長い時間を設定すると、ARP スロットリングによって、着信トラフィックによってトリガーされる ARP 要求が多すぎるのを防ぐことで、ルーティング エンジンを保護できます。
例えば、直接接続された未解決のIPアドレス宛ての大量のトラフィックがある場合、ARP要求が頻繁に届く可能性は非常に高く、最終的にはルーティングエンジンのCPU負荷が高くなります。ARP スロットルの時間間隔を長く設定することにより、ルーティング エンジンは多数の ARP 要求から保護されます。
例えば、 オプションを設定し set forwarding-options nexthop arp-throttle 15
、インターフェイスの状態がスロットル状態に変わった場合、このインターフェイスへの着信トラフィックによってトリガーされたネクストホップ要求は送信されません。15 秒後、インターフェイスはスロットルから通常の状態に戻ります。その後、このインターフェイスへの着信トラフィックによってトリガーされたネクストホップ要求が、ルーティング エンジンに再度送信されます。
オプション
seconds
- アドレス解決プロトコル(ARP)要求スロットリングがトリガーされたときにアクティブなままになる時間間隔(秒)。
範囲: 10 から 100 秒
デフォルト: 10 秒
必要な権限レベル
セキュリティ—設定でこのステートメントを表示します。
セキュリティ管理ー設定にこのステートメントを追加します。
リリース情報
Junos OSリリース12.3X48-D65、Junos OSリリース15.1X49-D60、Junos OSリリース15.1X49-D130で導入されたステートメント。