request system autorecovery state
構文
request system autorecovery state (save | recover | clear)
説明
このコマンドを使用して、構成、ライセンス、およびディスク情報の自動リカバリーのためにシステムを準備します。
FreeBSD リリース 12 以降を実行しているデバイスでは、自動回復機能を使用してデータをバックアップすることはできません。代わりに、スナップショットを使用してデータをバックアップします。デバイスが FreeBSD リリース 12 以降を実行しているかどうかを確認するには、 コマンドを発行 show version
し、モジュール名で文字列を探します fbsd_builder_stable
。文字列に 12 以降の数字が含まれている場合、デバイスは FreeBSD リリース 12 以降を実行しています。
オプション
save | ディスクのパーティション、構成、およびライセンスの現在の状態を自動回復用に保存します。 アクティブな Junos OS 設定は Junos レスキュー設定として保存され、その後、レスキュー設定、ライセンス、ディスク パーティション情報が自動リカバリー用に保存されます。自動リカバリー機能は、ブートアップごとにデータの整合性を検証するために、このコマンドを使用して最初に自動リカバリー情報を保存する必要があります。 後の段階でリカバリを実行すると、データは保存コマンドが実行されたときと同じ状態に復元されます。 コマンドが実行されると、新しいレスキュー設定が生成されます。既存のレスキュー設定はすべて上書きされます。 |
recover | ディスクのパーティション、構成、およびライセンスを回復します。 自動バックアップ データが保存されると、保存された項目の整合性は、起動のたびに常に自動的にチェックされます。回復コマンドを使用すると、必要に応じていつでもテストを強制的に再実行できます。 |
clear | 保存されているすべての自動回復情報をクリアします。 自動バックアップ情報のみが削除されます。ルーターが使用するデータの元のコピーは影響を受けません。自動リカバリー情報をクリアすると、ブート中に実行されるすべての自動リカバリー整合性チェックも無効になります。 |
必要な権限レベル
メンテナンス
出力フィールド
このコマンドを入力すると、リクエストステータスに関するフィードバックが提供されます。
サンプル出力
システムの自動回復状態の保存を要求する
user@host> request system autorecovery state save Saving config recovery information Saving license recovery information Saving bsdlabel recovery information
サンプル出力
システムの自動回復状態の回復を要求する
user@host> request system autorecovery state recover Configuration: File Recovery Information Integrity Check Action / Status rescue.conf.gz Saved Passed None Licenses: File Recovery Information Integrity Check Action / Status JUNOS282736.lic Saved Passed None JUNOS282737.lic Saved Failed Recovered BSD Labels: Slice Recovery Information Integrity Check Action / Status s1 Saved Passed None s2 Saved Passed None s3 Saved Passed None s4 Saved Passed None
サンプル出力
システムの自動リカバリー状態のクリアを要求する
user@host> request system autorecovery state clear Clearing config recovery information Clearing license recovery information Clearing bsdlabel recovery information
リリース情報
Junos OSリリース15.1X49-D35で導入されたコマンド。