mtrace
構文
mtrace source <logical-system logical-system-name> <routing-instance routing-instance-name>
説明
IP マルチキャスト パスに関するトレース情報を表示します。
オプション
source | 送信元ホスト名またはアドレス。 |
logical-system (logical-system-name) | (オプション)論理システムでこの操作を実行します。 |
routing-instance routing-instance-name | (オプション)特定のルーティング インスタンスをトレースします。 |
詳細な情報
マルチキャスト トラフィック用の mtrace コマンドは、 traceroute
ユニキャスト トラフィック用のコマンドと似ています。 traceroute とは異なり、 mtrace は受信者から送信元までトラフィックをさかのぼってトレースします。
必要な権限レベル
ビュー
出力フィールド
表 1 に、このコマンド mtrace
の出力フィールドを示します。出力フィールドは、表示されるおおよその順序に従って示しています。
フィールド名 |
フィールドの説明 |
---|---|
からのMトレース |
受信者のIPアドレス。 |
宛先 |
送信元の IP アドレス。 |
グループ経由 |
マルチキャスト グループの IP アドレス(存在する場合)。 |
完全な逆方向パスのクエリ |
完全な逆方向パス クエリが開始されたことを示します。 |
number-of-hops |
送信元から指定されたルーターまたはスイッチまでのホップ数。 |
router-name |
このホップのルーターまたはスイッチの名前。 |
address |
このホップのルーターまたはスイッチのアドレス。 |
protocol |
使用されるプロトコル(PIM など)。 |
往復時間 |
ミリ秒 (ms) 単位の平均ラウンドトリップ時間。 |
合計TTL |
TTL(Time-to-live)のしきい値。 |
サンプル出力
mtrace ソース
user@host> mtrace 192.168.4.2 Mtrace from 192.168.4.2 to 192.168.1.2 via group 0.0.0.0 Querying full reverse path... * * 0 routerA.lab.mycompany.net (192.168.1.2) -1 routerB.lab.mycompany.net (192.168.2.2) PIM thresh^ 1 -2 routerC.lab.mycompany.net (192.168.3.2) PIM thresh^ 1 -3 hostA.lab.mycompany.net (192.168.4.2) Round trip time 2 ms; total ttl of 2 required.
リリース情報
Junos OSリリース7.4より前に導入されたコマンド。