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シャーシ クラスタの耐障害性について

Junos OSは、階層モデルを使用して、シャーシクラスター設定にあるSRXシリーズファイアウォールに耐障害性を提供します。ソフトウェアまたはハードウェアコンポーネントに障害が発生した場合、階層化モデルにより、システムのパフォーマンスが影響を受けることはありません。

ハードウェア障害とソフトウェア障害を検出するためのレイヤー1

レイヤー1は、ソフトウェア障害の原因となり、システムパフォーマンスに影響を与えているコンポーネントを特定して検出します。アラーム、syslog、またはSNMPトラップがトリガーされ、障害に関する通知を提供します。

クリティカルパスをプローブするためのレイヤー2

レイヤー 2 は、システムのクリティカル パスを調査して、レイヤー 1 では検出されないハードウェアおよびソフトウェアの障害を検出します。

ハートビート通信は、パスの 2 つのエンドポイント間のパスの状態を検証します。パス内のいずれかのコンポーネントに障害が発生すると、通信が失われ、パスの一方の端からもう一方の端に送信されるハートビート メッセージを使用して、システムの正常性状態が通知されます。

制御リンクおよびファブリックリンクの障害を検出するためのレイヤー3

レイヤー 3 は、レイヤー 1 とレイヤー 2 からのシステム ヘルス情報を判別し、制御リンクおよびファブリック リンクを介して 2 つのノード間でヘルス ステータスを共有し、2 つのノードのヘルス ステータスと制御リンクおよびファブリック リンクのハートビート ステータスに基づいてフェールオーバーを決定します。アラーム、syslog、またはSNMPトラップがトリガーされ、障害に関する通知を提供します。

レイヤー 3 は、次のソフトウェアの問題に対処します。

  • em0フラッピング

  • 制御パスのハードウェアまたはソフトウェアコンポーネントに障害が発生する

  • ファブリック・リンクがダウンし、制御リンクが稼働している

  • 制御リンクがダウンし、ファブリック リンクが稼働中

  • 制御リンクとファブリック リンクの両方がダウンしています

利点

  • フェイルオーバー時間と安定性を向上させます。

  • 障害の正確な場所を特定します。