MXシリーズルーターでの仮想スイッチルーティングインスタンスの設定
MXシリーズルーターのみで、ルーティングインスタンスタイプを virtual-switch
使用して、スパニングツリーインスタンスを持つLANセグメントを分離し、VLAN IDスペースを分離します。ブリッジ ドメインは、同じフラッディングまたはブロードキャスト特性を共有するポートのセットで構成されています。各仮想スイッチは、レイヤー 2 ネットワークを表します。オプションで仮想スイッチを設定して IRB(統合型ルーティングおよびブリッジング)をサポートし、同じインターフェイス上でレイヤー 2 ブリッジングとレイヤー 3 IP ルーティングを同時に実行できます。また、レイヤー 2 制御プロトコルを設定して、ループ解決を提供することもできます。サポートされるプロトコルには、STP(スパニングツリープロトコル)、RSTP(ラピッドスパニングツリープロトコル)、MSTP(Multiple Spanning-Tree Protocol)、VSTP(VLAN Spanning-Tree Protocol)があります。
仮想スイッチのルーティングインスタンスを作成するには、設定に少なくとも以下のステートメントを含めます。
[edit] routing-instances { routing-instance-name instance-type virtual-switch; bridge-domains { bridge-domain-name { domain-type bridge; interface interface-name; vlan-id (all | none | number); vlan-tags outer number inner number; } } protocols { (rstp | mstp | vstp) { ...stp-configuration ... } } } }
仮想スイッチの設定の詳細については、 レイヤー2仮想スイッチの設定を 参照してください。