コミットスクリプトに対して大規模な設定を処理する方法
標準コミット モデルでは、コミット操作を実行し、コミット スクリプトが使用されている場合、管理プロセス(mgd)が継承後の候補コンフィギュレーションを XML 形式でエクスポートし、コミット スクリプトへの入力として渡します。スクリプト ドライバーは、構成されたコミット スクリプトに対してこの設定ファイルを処理し、生成されたアクションを管理プロセスに返します。
構成が大きい場合、スクリプト ドライバーは、コミット操作中に構成をメモリに読み込むのに問題が発生する可能性があります。このような場合は、階層レベルで[edit system scripts commit]
ステートメントdirect-access
を構成して、スクリプト ドライバーが構成データベースから直接候補の構成を取得できるようにすることができます。設定データに直接アクセスすると、標準のコミットモデルに比べてプロセッサの負荷が高く、システムのパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、設定が大きい場合にのみ、 ステートメントを設定するdirect-access
ことをお勧めします。
Junos OS は、 direct-access
SLAX および XSLT コミット スクリプトが設定されている場合にのみ、 ステートメントの設定をサポートします。Python コミットスクリプトも設定されている場合、 direct-access
ステートメントの設定はサポートされません。
スクリプト ドライバーが候補の構成に直接アクセスできるようにするには、階層レベルでステートメント direct-access
を含めます [edit system scripts commit]
。
[edit system scripts commit] direct-access;