trace
構文
trace expression; trace { /* body */ }
説明
トレースが有効になっている場合は、トレース ファイルにメッセージを書き込みます。トレースが有効になっていない場合、トレース出力は生成されません。メッセージは trace
XPath 式または文字列にすることも、ステートメント ブロックの trace
内容によって生成することもできます。
通常、トレースの有効化は、SLAX スクリプトが呼び出される環境の機能です。コマンドを使用してスクリプトを実行する場合はslaxproc
、 または -t
オプションを--trace
含め、トレースを有効にします。slaxproc の詳細については、 SLAX プロセッサーについて(slaxproc)を参照してください。
属性
trace expression |
トレース ファイルに書き込まれた XPath 式または文字列。 |
SLAX の例
以下の例は、ステートメント構文をtrace
示しています。最初の例では、トレース ファイルに連結された文字列を書き込みます。2 つ目の例では、コード ブロックを<max>
使用して、要素と<min>
要素、および 変数の値をmax
min
出力します。3 つ目の例では、条件付きステートメントを使用して、いつトレース データを出力するかを指定します。式が とtrue
評価された場合、コード ブロックは文字列と要素階層を<options>
トレース ファイルに書き込みます。
trace "max " _ $max _ "; min " _ $min; trace { <max> $max; <min> $min; } trace { if ($my-trace-flag) { expr "max " _ $max _ "; min " _ $min; copy-of options; } }
リリース情報
Junos OSリリース12.2以降のリリースでサポートされているSLAX言語のバージョン1.1で導入されたステートメント。