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Op スクリプトの概要
Op スクリプトについて
Junos オペレーション(op)スクリプトは、ネットワークとデバイスの管理とトラブルシューティングを自動化します。Opスクリプトは、Junos XML管理プロトコルまたはJunos Extensible Markup Language(XML) APIがサポートするリモートプロシージャコール(RPC)を通じて、利用可能な任意の機能を実行できます。
Op スクリプトを使用すると、次のことが可能になります。
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カスタム動作モードコマンドの作成
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一連の運用モードコマンドを実行する
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運用モードコマンドの出力のカスタマイズ
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制御された構成変更の実行
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運用情報を収集し、ネットワーク問題の原因を絞り込むことで、トラブルシューティング時間を短縮
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CPU 使用率が高いなどのネットワーク警告パラメーターを定期的に確認して、デバイスの全体的な状態を監視します。
Opスクリプトは、Junos XML管理プロトコルとJunos XML APIをベースにしています。Junos XML 管理プロトコルは、XML ベースの RPC メカニズムです。Junos XML APIは、Junosの設定ステートメントと運用モードコマンドをXMLで表現したものです。詳細については、 Junos XML 管理プロトコル および Junos XML API の概要を参照してください。
Opスクリプトは、Python、Extensible Stylesheet Language Transformations(XSLT)、またはStylesheet Language Alternative syntaX(SLAX)で記述できます。Op スクリプトは、 XML パス言語 (XPath) を使用して検査する操作オブジェクトを見つけ、自動化スクリプト構成を使用してオブジェクトに対してアクションを実行します。アクションでは、出力に基づいて、設定の変更、出力の変更、または追加のコマンドを実行できます。
op スクリプトは、さまざまな方法で呼び出すことができます。たとえば、次のことができます。
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CLI で op スクリプトを手動で呼び出します。
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ユーザーのログイン時に op スクリプトを自動的に呼び出します。
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別のスクリプトから op スクリプトを呼び出します。
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API 呼び出しを使用して op スクリプトを呼び出します。
op スクリプトを起動すると、Junos OS 管理プロセス(mgd)によってスクリプトが実行されます。
Op スクリプトの利点
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制御された構成変更を実行することでヒューマンエラーを軽減
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ネットワーク問題のトラブルシューティング時間を短縮し、解決までの時間を短縮
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タスクの合理化
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運用コマンドとその出力のカスタマイズを可能にする