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libslax ディストリビューションの概要

Stylesheet Language Alternative syntaX(SLAX)は XSLT の代替構文で、C と Perl のスタイルに従って読みやすく使い慣れた構文に合わせて調整されています。SLAX 言語では、プログラミング構造と XPath 式が XSLT で使用される XML 要素と属性からクラス 1 の言語構成要素に移動されます。SLAX はもともと、オンボックス スクリプティングを目的として Junos OS の一部として開発され、ユーザーが CLI(コマンドライン インターフェイス)をカスタマイズして強化できるようにしました。

libslax は「新しい BSD ライセンス」を使用した SLAX 言語のオープンソース実装です。libslax は C で記述され、libxml2、libxslt、libexslt ライブラリの上に構築されています。libslax ディストリビューションには、SLAX ライターと SLAX パーサー、デバッガ、プロファイラ、SLAX プロセッサー(slaxproc)が組み込まれている libslax ライブラリが含まれています。SLAX プロセッサは、SLAX スクリプト構文の検証、SLAX と XSLT の形式間の変換、SLAX スクリプトのフォーマット、デバッグ、実行が可能なコマンドライン ツールです。

UNIX のようなオペレーティング システムを搭載したコンピューターで libslax ディストリビューションをダウンロードしてインストールし、Junos OS の外部で SLAX スクリプトを開発できます。libslax ツールは、標準的な Junos OS の一部としても組み込まれています。 表 1 では、各 Junos OS リリースに含まれている libslax バージョンの概要を示しています。

表 1:Junos OS を実行するデバイス上の libslax バージョン

Junos OS リリース

libslax バージョン

SLAX バージョン

12.2~13.3

0.11.22

1.1

14.1

0.14.1

1.1

14.2~17.3

0.17.1

1.2

17.4 以降

0.22.0

1.2

libslaxの詳細(ソースコード、リリースノート、その他のドキュメント、サポート資料など)については、以下のサイトを参照してください。