ルーティング インスタンス
アクセス ゲートウェイ機能(AGF)は、加入者を異なるルーティング インスタンスに配置することをサポートしており、各ルーティング インスタンスには独自のルーティング テーブル、ルーティング ポリシー、インターフェイスがあります。複数のルーティングインスタンスを設定して、異なるAMF(アクセスおよびモビリティ管理機能)への加入者の認証と登録をサポートし、異なるユーザープレーン機能(UPF)へのデータパケットのルーティングをサポートすることができます。
PPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)加入者にルーティング インスタンスを設定するには、 階層レベルで オプションを[edit access domain map]
設定target-routing-instance
するか、 階層で オプションをsubscriber-context
[edit access]
設定します。加入者には認証属性を適用する必要があります。ポイントツーポイントプロトコル(PPP)加入者に属性を適用するには、 階層レベルで ステートメントを[edit dynamic-profiles profile-name interfaces pp0 unit $junos-interface-unit ppp-options]
使用aaa-options
します。
動的ホスト構成プロトコル(DHCP)加入者にルーティング インスタンスを設定するには、 階層レベルで オプションを[edit access domain map]
設定target-routing-instance
します。AGF は、DHCP グループ設定を使用して、ドメイン名を加入者に割り当てます。
また、複数のルーティング インスタンスを設定して、データ パケットを異なる UPF にルーティングすることもできます。GPRSトンネリングプロトコルのUPFルーティングインスタンスとローカルトンネルエンドポイントを設定するには、ユーザープレーン(GTP-U)トンネルをUPFに設定し、 階層レベルで と ip-address
オプションを[edit services agf user-planes]
設定routing-instance
します。