Junosデバイス管理時のAnsibleインベントリ ファイルについて
Ansibleインベントリ ファイルは、プレイブック内のコマンド、モジュール、およびタスクが動作するホストとホスト グループを定義します。このファイルは、Ansible環境およびプラグインに応じて、さまざまな形式のいずれかになります。一般的な形式には、INI と YAML があります。インベントリ ファイルのデフォルトの場所は /etc/ansible/hosts です。また、別の場所にプロジェクト固有のインベントリ ファイルを作成することもできます。
インベントリ ファイルには、個別ホストまたはユーザー定義ホスト グループのリストを含めることができます。これにより、同じ運用タスクおよび設定タスクを実行する同様のロールを持つJunosデバイスのグループを定義できます。たとえば、1つ以上のデータ センターを管理している場合は、Junos OSのアップグレードやデバイスの再起動など、同じ操作セットを必要とするスイッチに対してAnsibleグループを作成できます。
Ansibleを使用してJunosデバイスを管理するには、Ansibleモジュールを実行している各デバイスに対して適切なアクセス権限を持つJunos OSログイン アカウントが必要です。ファイル内の各ホストに、ユーザー名とパスワードまたはアクセス キーがあることを必ず確認してください。
次のINI形式のサンプルインベントリファイルでは、個々のホスト、 host1
、および2つのホストグループ( routers
と switches
)を定義しています。
host1.example.net [routers] router1.example.net router2.example.net [switches] switch1.example.net switch2.example.net
Ansibleインベントリ ファイルの詳細については、 https://docs.ansible.com/ansible/latest/inventory_guide/intro_inventory.html にあるAnsibleの公式資料を参照してください。