JSAアプライアンスでのWinCollectアプリケーションのインストールおよびアップグレード
JSA ユーザー・インターフェースから WinCollect エージェントのデプロイメントを管理するには、まず WinCollect エージェント SFS バンドルを使用して JSA コンソールを WinCollect のサポートされているバージョンにアップグレードする必要があります。このバンドルには、JSA と Windows ホスト上の管理対象 WinCollect エージェント間の通信を有効にするために必要なプロトコルが含まれています。JSA コンソールと管理対象 WinCollect エージェントの両方を、JSA コンソールに新しいバージョンの SFS バンドルをインストールすることにより、新しいバージョンの WinCollect にアップグレードできます。
WinCollect バージョン v7.0 から v7.1.0 までのアップグレードについては、 https://support.juniper.net/support/downloads/ を参照してください。
WinCollect 7.2.6 以降が JSA コンソールにインストールされている場合に、JSA を 2014.8 から 7.3.0 以降にアップグレードすると、JSA 上の WinCollect のバージョンは 7.2.5 に戻ります。Windows ホストで実行されている管理対象 WinCollect エージェントは、現行のバージョンのままで、既存の構成情報を使用して JSA にイベントを引き続き送信します。ただし、コードや構成の更新は受け取らなくなります。JSA のアップグレード後、現在のエージェントのバージョンと同じかそれより新しい WinCollect エージェント SFS バンドルのバージョンを JSA コンソールに再インストールする必要があります。
JSA コンソールをアップグレードした後、自動更新の受信が有効になっている管理対象 WinCollect エージェントは、次回の構成ポーリング間隔で新しいバージョンの WinCollect に自動的にアップグレードされます。新しい WinCollect エージェント・ファイルがダウンロード可能な場合、エージェントは更新をダウンロード、インストールし、必要なサービスを再始動します。イベントはディスクにバッファーに入れられるため、WinCollect エージェントを更新してもイベントは失われません。イベント・コレクションの転送は、Windows ホスト上の WinCollect サービスが再始動すると続行されます。
コンソールに JSA を再インストールする場合、WinCollect が正しく機能する前に、既存の WinCollect エージェント・インストール済み環境からこのファイル(Program Files/IBM/WinCollect/ config/ConfigurationServer.PEM)を削除する必要があります。
自動更新が有効になっている管理対象 WinCollect エージェントが更新され、再始動されます。管理対象エージェントの更新に要する時間は、 WinCollect の構成ポーリング間隔と、コンソールとエージェント間のネットワーク接続の速度によって異なります。