イベントとアラームの概要
ネットワーク デバイスのアクティビティは、一連のイベントで構成されます。エンティティと呼ばれるネットワーク デバイス上のソフトウェア コンポーネントは、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を実行して、これらのイベントを記録および監視します。特定のタイプのイベントが永続的である場合、またはイベントの原因となっている状態がしきい値を超えた場合、SNMP はトラップとも呼ばれる通知を Connectivity Services Director に送信します。Connectivity Services Director は、状態を記述するトラップをアラームに関連付けます。例えば、デバイスから送信される複数の電源トラップは、そのデバイスの単一電源アラームに関連付けられます。アラームには多くの種類があります。アラームは、デバイスの状態が変化したときのように日常的なものから、電源に障害が発生したときのような重大なものまであります。アラームが送信または発生されると、トリガー条件が解決またはクリアされるまでアラームは発生し続けます。状態が再び変化したときにシステムはアラームをクリアするか、管理者が手動でアラームをクリアして、状態が解決されたことを示します。SNMP は、Connectivity Services Director でも別の役割を果たします。適切な読み取り専用の V1/V2/V3 クレデンシャルを使用して SNMP のデバイスを有効にすると、デバイスの検出を高速化できます。
アラームの重大度
アラームは、ネットワークへの影響によってランク付けされます。以下のリストは、Connectivity Services Director でのネットワークへの影響が大きいものから最も影響が少ないものまでのランキングを示しています。また、関連するグラフに反映される重大度の各レベルに関連付けられた配色も表示されます。
クリティカル(赤):クリティカルな状態が存在します。早急な対応が必要です。
メジャー(オレンジ):重大なエラーが発生しました。必要に応じてエスカレーションまたは通知します。
軽微(黄色):軽微なエラーが発生しました。状態を通知または監視します。管理者は、アラームのデフォルトの重大度を上書きし、社内ガイドラインに一致する重大度を設定できます。アラームの重大度レベルの変更は、システム環境設定のアラーム設定ページで行います。