vRouterインターフェイスヘルスチェック
概要 ジュニパー®クラウドネイティブのContrail Networking(CN2)リリース22.3では、仮想マシンインターフェイス(VMI)をポッドの作成および更新ワークフローに関連付ける新しいヘルスチェックカスタムリソースオブジェクトが導入されます。ヘルスチェック リソースは、名前空間をスコープにしたリソースです。
vRouterインターフェイスヘルスチェックの概要
Contrail vRouter エージェントは、ヘルスチェック機能を提供します。pingまたはHTTPヘルスチェックをインターフェイスに関連付けることができます。ヘルスチェックに失敗した場合、インターフェイスは管理上のダウンとして設定され、関連するルートは取り消されます。これらの設定は、ヘルスチェック オブジェクトで構成されたタイマーと間隔に基づいています。ヘルスチェックトラフィックは、インターフェイスの回復を可能にするために、管理上ダウンした状態で送信され続けます。
ヘルスチェック オブジェクトを作成する
VMIヘルスチェックに関連するこれらの2つの属性(targetIpList
および targetIpAll
)は、CN2リリース22.3ではサポートされていません。これらの 2 つの属性は、将来のリリースでサポートされる予定です。
ヘルスチェック オブジェクトを作成するには、
ヘルスチェックプロセス
Contrail vRouter エージェントは、正常性チェック サービスの提供を担当します。エージェントはヘルスチェックプローブプロセスを生成し、同じコンピューティングノードでホストされているサービスのステータスを監視します。その後、プロセスによって vRouter エージェントにステータスが更新されます。
vRouter エージェントは、スクリプトによって提供されるステータスに基づいて、エクスポートされたインターフェイス ルートを取り消すか、復元します。エージェントは、適切なNAT変換を使用して、スクリプトがアンダーレイネットワークから宛先IPアドレスと通信できるようにするためのリンクローカルメタデータIPアドレスの提供を担当します。実行中のシステムでは、この情報は以下のvRouterエージェントのイントロスペクションに表示されます。
http://<compute-node-ip>:8085/Snh_HealthCheckSandeshReq?uuid=