JCNR 導入モード
概要 このトピックでは、クラウドネイティブルーターを展開するさまざまなモードについて理解してください。
導入モード
Juniper Cloud-Native Routerリリース23.2以降、Juniper Cloud-Native RouterをL2、L3、およびL2-L3モードで導入および運用できます。導入前のファイル内の values.yaml
インターフェイス設定に基づいて自動派生させることができます。
values.yaml
ファイル内の:
-
すべてのインターフェイス
interface_mode
にキーが設定されている場合、導入モードはL2になります。 -
1つ以上のインターフェイスに
interface_mode
キーが設定されていて、一部のインターフェイスにキーが設定されinterface_mode
ていない場合、導入モードはL2-L3になります。 -
どのインターフェイスにもキーが設定されていない場合
interface_mode
、導入モードはL3になります。
L2モードでは、クラウドネイティブルーターはスイッチのように振る舞うため、ルーティング機能は実行されず、ルーティングプロトコルも実行されません。ポッドネットワークは、VLANを使用してトラフィックをさまざまな宛先に転送します。
L3モードでは、クラウドネイティブルーターはルーターのように振る舞うため、ルーティング機能を実行し、ISIS、BGP、OSPF、セグメントルーティング-MPLSなどのルーティングプロトコルを実行します。L3モードでは、ポッドネットワークはIPv4またはIPv6アンダーレイネットワークとIPv4またはIPv6オーバーレイネットワークに分割されます。アンダーレイ ネットワークは、コントロール プレーンのトラフィックに使用されます。
L2-L3 モードは、スイッチとルーターの両方の機能を同時に提供します。これにより、JCNR は、一連のインターフェースでスイッチングを実行し、もう一方のインターフェース・セットでルーティングを行うことで、スイッチとルーターの両方として同時に機能することができます。5G導入のセルサイトルーターは、L2とL3の両方のトラフィックを処理する必要があります。無線室外ユニット(RU)からのDHCPパケットはL2トラフィックの例であり、室外ユニット(ODU)から中央ユニット(CU)に移動するデータパケットはL3トラフィックの例です。