MX シリーズ MIC の概要
MICは、さまざまなネットワークメディアタイプへの物理的な接続を提供します。MICを使用すると、1枚のラインカードで異なる物理インターフェイスをサポートできます。ルーターがMICをサポートしている限り、同じルーターに異なるメディアタイプのMICをインストールできます。
MICは、ネットワークから着信パケットを受信し、発信パケットをネットワークに送信します。このプロセスでは、各 MIC がそのメディア タイプに対してフレーミングと高速シグナリングを実行します。MICは、パケット転送サービスを提供するモジュラーポートコンセントレータ(MPC)にインストールされます。MICインターフェイスを介して発信データパケットを送信する前に、モジュラーポートコンセントレータ(MPC)が受信したパケットをカプセル化します。各MPCは最大4個のJunos Trioチップセットを搭載しており、MPCのメディアタイプに合わせた制御機能を実行します。
MIC と MPC は、PIC や FPC と同様に機能します。MIC はホットリムーブとホットインサートが可能です。MPCでMICがサポートされている限り、同じMPCに異なるタイプのメディアタイプを最大2つインストールできます。MICは、MXルーターのシャーシに応じて、次のようにMPCに垂直または水平にインストールされるか、MXルーターシャーシに直接インストールされます。
垂直方向にMPC—MX960、MX2008、MX2010、MX2020ルーターに統合
MPC(MX10003、MX480、MX240ルーター)に水平方向に接続
ルーターシャーシに直接接続—MX5、MX10、MX40、MX80、MX104ルーター
MX80ルーターは、モジュラー型(MX80)または固定型(MX80-48T)シャーシとして利用できます。どちらのシャーシにも、10ギガビットイーサネットポートが3個ある固定モジュラーインターフェイスカード(MIC)が搭載されています。固定MX80ルーターには、さらに48個の10/100/1000Base-T RJ45ポートがあります。モジュラー型シャーシには、MIC専用のスロットが2つあります。