ACX7509ルーターに電源を接続する

概要 ACX7509ルーターに正しい電力電流を接続するには、機器の損傷やけがを防止するための数多くの手順と安全対策が必要です。

メモ：

安全性と EMI(電磁妨害)の要件を満たし、適切な動作を保証するには、ACX7509 ルーターをアースに接続してから電源に接続する必要があります。

注意：

同じシャーシ内で AC 電源と DC 電源を混在させないでください。

AC 電源を ACX7509 ルーターに接続する

ACX7509ルーターのAC電源モジュール(PSM)は、ホットリムーブ可能でホットインサート可能なFRU(フィールド交換可能ユニット)です。ルーターの電源を切ったり、ルーティング機能を停止したりすることなく、PSMの取り外しと交換が可能です。

AC 電源をルーターに接続する前に、以下を行ってください。

ルーターシャーシをアースに接続していることを確認します。

注意：

電力をルーターに接続する前に、資格を持つ電気技師がケーブルラグを供給する接地ケーブルと電源ケーブルに接続する必要があります。ケーブルとラグが正しく接続されていないと、ルーターが損傷する可能性があります(短路など)。

安全性と EMI(電磁妨害)の要件を満たし、適切な動作を保証するには、シャーシを電源に接続する前にシャーシをアースに接続する必要があります。設置時にシャーシへの独立した接地線が必要な場合は、ルーターシャーシの保護接地端子を使用してアースに接続します。地域に適した AC 電源コードを使用して、ルーターの PSM を接地済み AC 電源コンセントに接続すると、ルーターの接地が強化されます。
AC 電源をルーターに接続するために、地域に適した電源コードがあることを確認します。
電気事故が発生した後に取る一般的な電気安全ガイドラインと警告と取り組みをご確認ください。
ESD(静電放電)による損傷の防止に必要な対策を講じてください(「静電放電による損傷の防止」を参照してください)。
ESD 接地ストラップがあることを確認します。
電源装置がまだ設置されていない場合は、ルーターに電源装置を取り付けます。

メモ：

各電源は、専用の電源コンセントに接続する必要があります。

AC 電源を ACX7509 ルーターに接続するには、次の手順に示します。

手首用 ESD ストラップの片方の端を手首に巻き付けて締め、ストラップのもう片方の端をデバイスの ESD ポイントに接続します。
電源装置がシャーシに完全に挿入され、ラッチが固定されていることを確認します。
ACX7509 ルーターに同梱されている AC 電源コードを探します。コードには、地域に適したプラグが付いています。
電源コードのカプラー先端を AC 電源フェースプレートの AC 電源コードインレットに挿入します(図 1 を参照)。

図 1:AC 電源コードの接続
AC 電源コンセントに電源スイッチがある場合は、スイッチをオフ(O)の位置に設定します。
メモ：
ACX7509ルーターは、PSMに電力が供給されるとすぐに電源をオンにします。ルーターに電源スイッチはありません。

電源コードのプラグを AC 電源コンセントに挿入します。
AC 電源コンセントに電源スイッチがある場合は、スイッチをオン(|)の位置に設定します。
各電源の状態 LED が緑色に点灯していることを確認します。

状態 LED がオレンジに点灯した場合、電源装置から電源を取り外し、電源装置を交換します。電源装置を交換する準備ができるまでは、電源装置を取り外さないでください。

DC 電源を ACX7509 ルーターに接続する

ACX7509 ルーターの DC 電源モジュール(PSM)は、ホットリムーブ可能でホットインサート可能な FRU(フィールド交換可能ユニット)です。ルーターの電源を切ったり、ルーティング機能を停止したりすることなく、DC PSMの取り外しと交換が可能です。

警告：

DC 電源を使用する ACX7509 ルーターは、アクセス制限内にのみ設置することを想定しています。

メモ：

DC 電源のバッテリーリターンは、絶縁 DC リターン(DC-I)として接続する必要があります。

DC 電源と ACX7509 ルーターの接続を開始する前に、次の手順にしたがってください。

ACX7509ルーターシャーシをアースに接続していることを確認します。

注意：

電力をルーターに接続する前に、資格を持つ電気技師がケーブルラグを供給する接地ケーブルと電源ケーブルに接続する必要があります。ケーブルとラグが正しく接続されていないと、ルーターが損傷する可能性があります(短路など)。「アースをACX7509ルーターに接続する」を参照してください。

メモ：
安全性と EMI(電磁妨害)の要件を満たし、適切な動作を保証するには、シャーシを電源に接続する前にシャーシをアースに接続する必要があります。シャーシへの独立した接地線が必要な場合は、ACX7509ルーターシャーシの保護接地端子を使用してアースに接続します(アースをACX7509ルーターに接続)。
電気事故が発生した後に取る一般的な電気安全ガイドラインと警告と取り組み、次の DC 電源に関する警告をお読みください。
ESD(静電放電)による損傷の防止に必要な対策を講じてください(「静電放電による損傷の防止」を参照してください)。
ESD 接地ストラップがあることを確認します。
まだ設置されていない場合は、ルーターに DC 電源を取り付けます。
次のパーツとツールが用意されていることを確認します。
- プラス(+)ねじ回し、1/4 インチ、トルク範囲:0.68 Nm(6 ポンドイン)~0.79 Nm(7 ポンドイン)(同梱なし)
  
  注意：
  
  DC 電源ケーブルコネクターの六面ナットを締める際には、適切なトルク制御ツールを使用する必要があります。六面ナットを過剰に締め付けないでください。過剰なトルクを加えた場合、端子台とワイヤリングトレイが損傷します。
- DC 電源を ACX7509 ルーターに接続するための、地域に適した電源ケーブルまたはケーブル。Panduit/LCDX4-14AH-L などの 4 AWG ゲージ DC 電源ケーブルを使用することをお勧めします。ケーブルラグには電源装置が付属しています。

メモ：

各電源装置は、専用の電源コンセントに接続する必要があります。

DC電源をACX7509ルーターに接続するには、

ESD 接地ストラップを手首に固定し、ストラップを認定されたサイトの ESD 接地ポイントと接続します。
電源装置がシャーシに完全に挿入され、ラッチが固定されていることを確認します。
DC 入力電流セレクター(DIP スイッチ)が 80 A または 60 A に設定されていることを確認します。
ケーブルマネージャーのラッチを電源装置の端子ブロックカバーで開きます。
プラスのねじ回しを使用して、ケーブルマネージャーのラッチを電源装置の端子ブロックカバーに固定しているねじを緩めます。図 2 を参照してください。

図 2:DC 電源装置ケーブルの管理用ラッチの取り外し
ケーブルマネージャーブラケットを取り外し、4つの端子スタッドを露出します。
熱収縮チューブ絶縁を電源ケーブルの周囲に取り付けます。
熱収縮チューブを取り付ける場合:
1. ケーブルのラグバレルに取り付けられている部分にチューブをスライドさせます。チューブがワイヤーの端と、それに取り付けられたラグのバレルを覆っていることを確認します。
2. チューブをヒートガンで収縮させます。チューブのすべての側面を均等に熱し、ケーブルの周りをしっかり収縮させます。
図 3 は、熱収縮チューブを取り付ける手順を示しています。

メモ：
チューブを過熱しないでください。
図 3:熱収縮チューブの取り付け方法
ストレート DC 電源ケーブルを使用している場合は、電源ケーブルのコネクターの端を 4 つの端子スタッドの上に置きます。

図 4:DC 電源ケーブルと端子スタッドの接続
電源ケーブルを六面ナットを使用して、4 つの端子スタッドに固定します。
レンチを使用して、0.68 Nm(6 ポンドイン)~0.79 Nm(7 ポンドイン)の間でトルクを適用して六面ナットを締めます。

メモ：
ACX7509ルーターは、電源が供給されるとすぐに電源をオンにします。ルーターに電源スイッチはありません。

注意：

DC 電源ケーブルコネクターの六面ナットを締める際には、適切なトルク制御ツールを使用する必要があります。ねじを締め過ぎないでください。過剰なトルクを加えた場合、端子台とワイヤリングトレイが損傷します。
電源装置を 80 A または 60 A の電源に接続します。
ステップ 3~ステップ 10 を繰り返して、他の DC 電源を接続します。
各電源の状態 LED が緑色に点灯し、点灯していることを確認します。状態 LED がオレンジに点灯する場合は、次の追加手順に従います。
1. 交換用の電源を調達します。
2. 障害のある電源装置から電源を取り外します。
3. 交換電源装置を取り付ける準備ができたら、故障した電源装置を取り外し、30 秒以内に交換電源装置を取り付けます。
ステップ 6 で取り外したケーブルマネージャーのラッチを再度取り付け、つまみねじを締めます。図 5 を参照してください。

図 5:ケーブルマネージャーのラッチを再度接続する
ケーブルマネージャーのラッチを閉じて、電源ケーブルを所定の位置に固定します。

メモ：
電源ケーブルがデバイスコンポーネントへのアクセスを妨げず、人がつまずきそうなフロア全体をトレールでつまずかないようにします。