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ACX7100-32Cルーターの冷却システムとエアフロー
ACX7100-32Cルーターの冷却システムは、6つのファンモジュールと各電源モジュール(PSM)の1つのファンで構成されています。
ファン モジュール
ACX7100-32C ルーターのファン モジュールは、ホットインサートおよびホットリムーブ可能な FRU(フィールド交換可能ユニット)です。ファン モジュールは、ルータ背面のファン モジュール スロットに取り付けられています。ACX7100-32Cルーターは、左から右に 0 〜 5 の番号が付けられた6つのファンモジュールをサポートします。各ファン モジュール スロットの横には、ファン アイコンがあります。
ACX7100-32Cルーターは、フロントツーバックエアフロー(エアフローアウト、ポートからFRU、またはAO)で利用できます。AO モデルでは、空気はシャーシの前面からファン モジュールに向かって引き出され、そこからシャーシから排出されます。
図 1 に、ACX7100-32C ファン モジュールを示します。

シャーシの FRU 側からファン モジュールを取り外して交換します。ルーターは、ファン モジュールの交換中も、サーマル シャットダウンなしで、限られた時間(240 秒)動作し続けます。
ルータを最適に動作させるには、すべてのファン モジュールを取り付ける必要があります。
表 1 に、使用可能なファン モジュールとエアーフローの方向を示します。
ファン モジュール |
エアフロー図 |
ファン モジュール ハンドルのラベル |
ファン モジュール内のエアーフローの方向 |
電源 |
---|---|---|---|---|
JNP7100-ファン1RU-AO |
エアアウト |
空気はシャーシの前面からファン モジュールに向かって吸い込まれ、そこからシャーシから排出されます。 |
AIR OUTラベルの付いたPSMは、ファンモジュールにAIR OUTラベルが設定されているルーターにのみ取り付ける必要があります。 |
データセンターの導入では、ルーターコンポーネントの AIR OUT ラベルがホットアイルを向くようにルーターを配置します。

ACX7100-32CルーターのファンステータスLED
ファン モジュールのステータスを確認するには、 show system alarms
コマンドを使用するか、各ファン モジュールの横にある LED を調べます。
ACX7100-32C ルーターでは、ファン モジュールの LED はシャーシのファン モジュール スロットの隣にあります。 図 3 に、ACX7100-32C ルーターのファン モジュール LED の位置を示します。

1
—
ファンの状態 LED |
表 2 に、ファン ステータス LED の機能を示します。
名前 |
色 |
状態 |
形容 |
---|---|---|---|
ファンの状態 LED |
緑 |
着実にオン |
ファン モジュールは正常に動作しています。システムは、モジュールがかみ合っていること、エアーフローが正しい方向にあること、およびファンが正しく動作していることを確認しました。 |
赤い |
着実にオン |
ファン モジュールでエラーが検出されました。できるだけ早くファン モジュールを交換してください。ファンに障害が発生したか、正しく装着されていません。シャーシ内の適切なエアーフローを維持するために、ファン モジュールを交換する準備ができるまで、シャーシにファン モジュールを取り付けたままにします。 |
通常の動作状態では、ファン モジュールは適度な速度で動作します。シャーシ内の温度センサーが、シャーシ内の温度を監視します。
ファン モジュールに障害が発生した場合、またはシャーシ内部の周囲温度が許容範囲を超えた場合、システムはアラームを発生させます。周囲温度が上昇すると、ファン速度が上昇して周囲温度が低下します。ただし、シャーシ内部の温度がしきい値温度を超えると、システムは自動的にシャットダウンします。