EX8200 スイッチのライン カードの取り扱いと保管
ライン カードのコンポーネントは壊れやすくなっています。トピックの手順に従い、ライン カードの破損を避けます。この手順では次の用語を使用して、ライン カードの 4 つの端を言い表します(図 1を参照してください)。
図 1: EX8200 スイッチでのラインカードの端

- フェースプレート - トランシーバまたは RJ-45 ケーブルを挿入するコネクターのあるライン カードの端
- コネクタ端-フェースプレートの反対側の端。
- 上端-ライン カードを垂直にしたときのカードの上端
- 下端-ライン カードを垂直にしたときのカードの下端
![]() | 注意: これらの手順で指示されたようにライン カードを扱わないと、複雑困難な損傷を被る可能性があります。 |
このトピックでは、次の処理について説明します。
ライン カードの保持
ライン カードを水平にして、シャーシに設置しなければなりません。ライン カードを運ぶ場合は、垂直または水平にして持つことができます。
![]() | 注意: EX8200 スイッチのライン カードの重量は 4.5 kg 以上あります。ライン カードをシャーシに挿入するときには、全重量を受け止める準備をしてください。 |
カードを垂直に保持するには、次の手順を行います。
- フェースプレートが手前に来るように、カードの方向を変えます。向きを確認するには、ライン カードのテキストが右側を上にしていることを確かめます。
- ライン カードのフェースプレートの上端から約 4 分の 1 下がった所を片方の手で持ちます。強く押さないで下さい。
- もう片方の手をライン カードの下端に置きます。
握る前にライン カードが水平になっている場合、フェースプレートのまわりを左手で持ち、下端に右手を置きます。
ライン カードを水平に保持するには、次の手順を行います。
- フェースプレートが手前に来るように、カードの方向を変えます。
- 上端を左手で、下端を右手でしっかりと持ちます。
運ぶときに、ライン カードのフェースプレートを体にもたせ掛けることができます。
![]() | 注意: 運んでいる間に、ラインカードが他の障害物に当たらないように注意します。ライン カードのコンポーネントは壊れやすくなっています。 これらの手順で説明されているライン カードの箇所以外を持ったり、握ったりしないで下さい。特に、コネクタ端は絶対に握らないでください(図 2を参照してください)。 図 2: コネクタ端をつかまない ![]() 片手のみでフェースプレートを持っている間に、ライン カードを運ばないでください。 固い面にライン カードの端を直接置かないでください(図 3を参照してください)。 図 3: 固い面にライン カードの端を直接置かない ![]() 一時的にライン カードの端をどこかに置く場合は、端とその置く表面の間に緩衝材を置いてください。 ライン カードを積み重ねたり、他のコンポーネントの上に置かないでください。ライン カードは帯電防止バッグに別個に入れるか、平らで安定した面の上に敷いた静電防止マットの上に置きます。 |
ライン カードの保管
ライン カードは、金属板側を下にして水平な状態で、シャーシまたは予備の輸送用コンテナに保管しなければなりません。ライン カードを積み重ねたり、他のコンポーネントの上に置かないでください。ライン カードは帯電防止バッグに別個に入れるか、平らで安定した面の上に敷いた静電防止マットの上に置きます。
![]() | 注: ライン カードは重く、帯電防止バッグは壊れやすいので、ライン カードをバッグへ入れるときには、2 人で行うことが最善です。次の手順のうちの 1 つをそれぞれ別の人が行います。 |
ライン カードを帯電防止バッグに入れるには、以下の手順を行います。
- フェースプレートが手前に来るようにして、水平にライン カードを持ちます。
- ライン カードのコネクタ端にバッグの開口部をスライドさせます。
1 人でライン カードをバッグに入れなければならない場合は、以下の手順を行います。
- 平らで安定した面に金属板側を下にして、ライン カードを水平に置きます。
- フェースプレートが手前に来るように、ライン カードの方向を変えます。
- 注意深くバッグの開口部にカードのコネクタ端を入れ、バッグを手間に引いて、ライン カードを覆います。