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    EX8208 スイッチの電力要件の計算

    このトピックの情報を参照して、それぞれの異なる EX8208 スイッチ構成に必要な電力消費量、システム熱出力、および電源装置数の計算を行います。

    これらの計算を始める前に、以下のことを行います。

    このトピックでは、次のタスクについて説明します。


    EX8208 のスイッチ構成の消費電力量の計算

    以下の手順に従って、スイッチに供給するために必要な最大の電力を決定します。最大のシステム電力消費量を計算するには、まず第一にすべてのスイッチ コンポーネントを組み合わせた最大の内部電力要件を決定し、その数値を電源装置の効率性で割り算します。

    最大のシステム電力消費量を計算するには、以下を行います。

    1. 基本シャーシ コンポーネント(ライン カード以外のコンポーネント)の最大電力消費量を決定します。
      • お使いのスイッチが N+1 冗長性を構成している場合、または N+N 冗長性を構成し、 JUNOS リリース 10.1 またはそれ以前のものを実行している場合は、表 1 を使用します。
      • お使いのスイッチが JUNOS リリース 10.2 またはそれ以降のものを実行していて、電力管理が N+N 冗長性を構成している場合のみに 表 2 を使用します。

      注: JUNOS リリース 10.2 またはそれ以降のものでは、電力管理が N+N 冗長性を構成している場合、最大ファン 速度は遅くなり、シャーシの最大電力消費量も低減します。

      表 1: N+1 構成もしくは JUNOS リリース 10.1 またはそれ以前のもので実行している N+N 構成のシャーシ電力消費量

      シャーシ コンポーネント

      基本構成

      冗長構成

      ファン トレー

      1100 W

      1100 W

      スイッチ ファブリック ルーティング エンジン(SRE)モジュール

      200 W

      200 W

      セカンド SRE モジュール

      200 W

      スイッチ ファブリック モジュール

      100 W

      100 W

      合計

      1400 W

      1600 W

      表 2: JUNOS リリース 10.2 またはそれ以降のものを実行している N+N 構成のシャーシ電力消費量

      シャーシ コンポーネント

      基本構成

      冗長構成

      ファン トレー

      700 W

      700 W

      SRE モジュール

      200 W

      200 W

      SRE モジュール

      200 W

      SF モジュール

      100 W

      100 W

      合計

      1000 W

      1200 W

    2. 各ライン カードの電力要件を合算することによって、全体のスイッチの最大内部電力消費量を計算します。

      例えば、N+1 冗長性を使用し、8 ポートの SFP+ ライン カードが完全に搭載済みのスイッチの最大内部電力使用量は、以下のように計算します。

      = (シャーシのワット数)+ 8(8 ポートの SFP + ライン カードのワット数)

      = (1600 W + 8 (450 W))

      = (1600 W + 3600 W)

      = 5200 W

    3. 最大内部電力消費量を電源装置の効率性で割り算することにより、最大システム電力使用量を計算します。これは電源装置内のエネルギーの損失を含んでいます。

      注: 入力電圧が高ライン(200–240 VAC)の場合は、2000 W の AC 電源装置の効率性はおよそ 90 % です。

      入力電圧が低ライン(100-120 VAC)の場合は、2000 W の AC 電源装置の効率性はおよそ 87 % です。

      例えば、N+1 冗長性を使用し、入力電圧が高ラインで、8 ポートの SFP+ ライン カードが完全に搭載されているスイッチの場合、最大内部電力使用量は以下のように計算します。

      = (最大の内部電力消費量) / (電源装置の効率性)

      = (5200 W / ( 0.90)

      = 5778 W


    EX8208 スイッチ構成のシステム熱出力の計算

    次の手順に従って、お使いのスイッチ構成の 1 時間あたりの英熱量(BTU)におけるシステム熱出力を計算します。

    システムの熱出力を計算するには、以下を行います。

    1. スイッチの最大システム電力使用量をワットで決定します。このこの方法については、EX8208 のスイッチ構成の消費電力量の計算 を参照してください。
    2. 最大のシステム電力消費量に 3.41 を掛けます。

      例えば、入力電圧が高ラインの N+1 冗長性を使用し、、8 ポートの SFP+ ライン カードが完全に搭載済みのスイッチの場合、システム熱出力は以下のように計算します。

      = (最大のシステム電力消費量)×(3.41)

      = (5778 W )x(3.41)=

      =19,703 = BTU/hr

    注: システム熱出力を計算するための最大システム電力消費量値を使用すると、冷却システムへの過剰供給という結果になることがよくあります。一般的な電力消費量は、計算された数値の約 3 分の 1 となります。


    EX8208 のスイッチ構成での必要電源装置数の計算

    この手順に従って、スイッチ構成で必要な電源装置の数を計算します。EX8208 スイッチへの必要な電力構成は N+1 です。 お使いのスイッチを N+N 構成に設定することもできます。例えば、 N+N 構成を必要とする、AC 電源装置付きの二重電源フィード冗長性が必要な場合などです。

    スイッチ構成で必要な電源装置数を計算するには、以下を行います。

    1. 表 3 を参照し、基本シャーシ(ファン トレー、SRE モジュール、および SF モジュールを合わせた電源要件)の電源要件を決定します。

      表 3 に表示されるワット値は、電力管理によってパワー バジェット内のシャーシに確保されている電力量です。使用済み、そして利用可能な電力を計算する場合、および N、N+1 または N+N 要件に適合する電源容量かどうかを決定するときに、この値を使用します。

      JUNOS リリース 10.2 を起動し、電力管理が N+N 冗長性を構成するとき、シャーシにより少ない電力を使用するので、ライン カードにより多く電力を利用することが可能になります。

      表 3: シャーシへの電力確保

       

      JUNOS リリース 10.1 またはそれ以前

      JUNOS リリース 10.2 またはそれ以降

      N+1 構成

      1600 W

      1600 W

      N+N 構成

      1600 W

      1200 W

      注: 電力管理がシャーシのために確保している電力量は、設置されているシャーシのコンポーネントによって変動しないセット値です。確保されている電力は基本および冗長構成、そして設置されているすべての基本シャーシ コンポーネントのないとスイッチと同じです。

    2. シャーシのために確保されている電力に、ライン カードの電力要件を追加します。

      ライン カードの電力要件は、EX8208 スイッチ コンポーネントの電力要件を参照します。

      例えば、N+1 冗長性を使用し、8 ポートの SFP+ ライン カードが完全に搭載済みのスイッチの場合は、合計の電力要件は以下のように計算します。

      = (確保されているシャーシの電力)+ 8(8 ポートの SFP + ライン カード)

      = 1600 W + 8 (450) W

      = 1600 W + 3600 W

      = 5200 W

      例えば、JUNOS 10.2 を実行し、そしてN+N 冗長性を使用し、8 ポートの SFP+ ライン カードが完全搭載されているスイッチの場合は、合計電力要件は以下のように計算します。

      = (確保されているシャーシの電力)+ 8(8 ポートの SFP + ライン カード)

      = 1200 W + 8 (450) W

      = 1200 W + 3600 W

      = 4800 W

    3. 1 つの電源装置の出力ワット量で合計の電力要件を割ることによって、合計の電力要件に適用するために必要な電源装置(N)数を計算し、それからその端数を切り上げます。

      注: 入力電圧が高ライン(200–220 VAC)の場合は、2000 W の AC 電源装置の出力ワット量は 2000 W です。

      入力電圧が低ライン(100-120 VAC)の場合は、2000 W の AC 電源装置の出力ワット量は 1200 W です。

      例えば、入力電圧が高ラインの N+1 冗長性を使用し、8 ポートの SFP+ ライン カードが完全にロードされているスイッチの場合、必要な電源装置(N)は以下のように計算します。

      =(合計の電力要件)/(電源装置の入力ワット量)

      = (5200 W) / (2000 W)

      = 2.6

      = 3 (端数切り上げ)

      例えば、JUNOS 10.2 を実行し、そして入力電圧が高ラインの N+N 冗長性を使用し、8 ポートの SFP+ ライン カードが完全に搭載済みのスイッチの場合は、必要電源装置(N)は以下のように計算します。

      =(合計の電力要件)/(電源装置の入力ワット量)

      = (4800 W) / (2000 W)

      = 2.4

      = 3 (端数切り上げ)

    4. 必要な電源装置数を追加すると、必要な冗長性に到達します。
      • N+1 冗長性に到達するには、電源装置を 1 台追加します。

        例えば、入力電圧が高ラインで、8 ポートの SFP+ ライン カードが完全に搭載済みのスイッチの場合、合計の電源装置の数は以下のように計算します。

        = N + 1

        = 3 + 1

        = 4

      • N+N 冗長性に到達するには、 N の電源装置を追加します。

        例えば、入力電圧が高ラインで、8 ポートの SFP+ ライン カードが完全に搭載済みのスイッチの場合、合計の電源装置の数は以下のように計算します。

        = N + N

        = 3 + 3

        = 6

    注: 常にスイッチの電源装置 N +1 または N+N をメンテナンスすることをお勧めします。予期しない障害を回避するために、機能不全の電源装置はすぐに交換してください。

    スイッチにあるオンラインの電源装置数が、構成された冗長性(JUNOS リリース 10.1 またはそれ以前の N+1、もしくは JUNOS リリース 10.2 またはそれ以降の N+N)を維持するために必要とする数より少ない場合は、電力管理は軽いアラーム音を発生させます。5 分以内に問題が修正されない場合は、本アラームになります。

    スイッチにあるオンラインの電源装置数が電源装置 N より少ない場合は、電力管理は本アラームを発生させます。スイッチが JUNOS リリース10.1 またはそれ以前のものを実行している場合は、すべてのライン カードの電源はオフになります。スイッチが JUNOS リリース 10.2 またはそれ以降のものを実行している場合は、電力管理は、電力を使い切るまで優先順にライン カードへの電力を供給します。残りのライン カードの電源はオフになります。

    新しいライン カードを作動可能なスイッチに設置する時に、その新しく増加する電力要求が冗長電源を含む利用可能な電力容量を超える場合は、電力管理はライン カードへの電力をオンにしません。冗長電源がライン カードの電力に使用される場合は、軽いアラームが発生し、その状況が修正されない場合は 5 分後に本アラームへと変わります。


    Published: 2011-04-01