EX4550 スイッチの冷却システムと換気

EX4550 スイッチの冷却システムは、3 つのファン モジュールと、電源ごとに 1 台のファンで構成されます。 EX4550 スイッチの気流はスイッチに搭載されているファン モジュールと電源によって異なり、スイッチ背面から吸気されるバックツーフロントと、スイッチ背面から排気されるフロントツーバックのいずれかになります。

本トピックでは、以下について説明しています。

ファン モジュール

EX4550 スイッチのファン モジュールは、ホットインサートとホットリムーブに対応したフィールド交換可能ユニット(FRU)です。 各スイッチには 3 つのファン モジュールが搭載されています。 ファン モジュールは、スイッチ リア パネルのファン モジュール スロットに装着されます。 ファン モジュール スロットには、左から右に 1~3 の番号が付けられています。 各スロットの横にはファンのアイコンがあります。

図 19 に、EX4550 スイッチで使用されているファン モジュールを示します。

図 19: EX4550 スイッチで使用されているファン モジュール

EX4550 スイッチで使用されているファン モジュール

ファン モジュールの取り外しや交換は、シャーシのリア パネルから行います。 ファン モジュールを交換する間、スイッチは一定の時間(30秒)、過熱によるシャットダウンを生じさせることなく動作し続けます。

注: スイッチを適切に機能させるには、3 つのファン モジュールのすべてを装着する必要があります。

ファン モジュールには、気流方向が異なる 2 つの種類(AIR IN(AFI)のラベルが貼られたバックツーフロント、AIR OUT(AFO)のラベルが貼られたフロントツーバック)があります。 表 18 に、提供されているファン モジュールの製品番号と、その気流方向を一覧表示します。

表 18: EX4550 スイッチのファン モジュール

製品番号

ファン モジュールのラベル

ファン モジュールの気流方向

EX4550-FAN-AFI

AIR IN(AFI)

バックツーフロント — スイッチの背面から吸気します。

EX4550-FAN-AFO

AIR OUT(AFO)

フロントツーバック — スイッチの背面から排気します。

EX4550 スイッチの気流方向

表 19 は、EX4550 スイッチの出荷時の気流方向を示しています。

表 19: EX4550 スイッチの気流方向

製品番号

ファン モジュールと電源

気流方向

  • EX4550-32F-AFI
  • EX4550–32T-AFI

3 つのファン モジュール(AIR IN(AFI)のラベル付き)と、1 台の AC 電源(AFI のラベル付き)が付属します。

バックツーフロント — シャーシを冷却する空気がシャーシ リア パネルの吸気口から取り込まれ、温まった空気がシャーシ フロント パネルの排気口から排出されます。

  • EX4550-32F-AFO
  • EX4550–32T-AFO

3 つのファン モジュール(AIR OUT(AFO)のラベル付き)と、1 台の AC 電源(AFO のラベル付き)が付属します。

フロントツーバック — シャーシを冷却する空気がシャーシ フロント パネルの吸気口から取り込まれ、温まった空気がシャーシ リア パネルの排気口から排出されます。

  • EX4550-32F-DC-AFI
  • EX4550–32T-DC-AFI

3 つのファン モジュール(AIR IN(AFI)のラベル付き)と、1 台の DC 電源(AFI のラベル付き)が付属します。

バックツーフロント — シャーシを冷却する空気がシャーシ リア パネルの吸気口から取り込まれ、温まった空気がシャーシ フロント パネルの排気口から排出されます。

  • EX4550-32F-DC-AFO
  • EX4550–32T-DC-AFO

3 つのファン モジュール(AIR OUT(AFO)のラベル付き)と、1 台の DC 電源(AFO のラベル付き)が付属します。

フロントツーバック — シャーシを冷却する空気がシャーシ フロント パネルの吸気口から取り込まれ、温まった空気がシャーシ リア パネルの排気口から排出されます。


注意:

以下の混在は行わないでください。

  • 同じシャーシ内の AC 電源と DC 電源
  • 同じシャーシ内の気流ラベル(AFI/AIR IN(AFI)AFO/AIR OUT(AFO))が異なる電源やファン モジュール

バックツーフロント エアーフローについて

バックツーフロント エアーフローの EX4550 スイッチでは、リア パネルの吸気口から冷却用の空気がシャーシ内に取り入れられ、温まった空気はスイッチのフロント パネルの排気口から吐き出されます。 図 20 を参照してください。

図 20: EX4550 スイッチ シャーシ内のバックツーフロント エアーフロー

EX4550 スイッチ シャーシ内のバックツーフロント エアーフロー

ファン モジュールのラベルが AIR IN(AFI)の場合は、必ず AFI ラベルが付いた電源を装着してください。

フロントツーバック エアーフローについて

フロントツーバック エアーフローの EX4550 スイッチでは、スイッチのフロント パネルの吸気口から冷却用の空気がシャーシ内に取り入れられ、温まった空気はリア パネルの排気口から吐き出されます。 図 21 を参照してください。

図 21: EX4550 スイッチ シャーシ内のフロントツーバック エアーフロー

EX4550 スイッチ シャーシ内のフロントツーバック エアーフロー

ファン モジュールのラベルが AIR OUT(AFO)の場合は、必ず AFO ラベルが付いた電源を装着してください。

気流が異なるコンポーネントのスイッチ内での混在は不可

気流のラベルが異なる電源(AFIAFO)と、気流のラベルが異なるファン モジュール(AIR IN(AFI)AIR OUT(AFO))を同じシャーシで混在させないでください。 ファン モジュールのラベルが AIR IN(AFI)の場合は、電源にも AFI ラベルが付いたものを使用します。同様に、ファン モジュールのラベルが AIR OUT(AFO)の場合は、AFO ラベルの電源を使用します。

気流が異なるコンポーネントを同じシャーシ内で混在させると、スイッチの冷却システムの性能が低下して、シャーシ内が過熱状態になる場合があります。

注意: ファン モジュールに障害が生じるかシャーシ内の周囲温度が許容範囲を超えた場合、システムがアラームを発します。 シャーシ内の温度がしきい値温度より高くなった場合、システムは自動的にシャットダウンします。

スイッチの配置

AIR OUT(AFO)のラベルが付いたファン モジュールと AFO のラベルが付いた電源を使用するフロントツーバック エアーフローの場合、暖められた空気はスイッチ リア パネルの排気口から吐き出されます。 AIR IN(AFI)のラベルが付いたファン モジュールと AFI のラベルが付いた電源を使用するバックツーフロント エアーフローの場合、暖められた空気はスイッチ フロント パネルの排気口から吐き出されます。

データ センターでは、スイッチ コンポーネントの AFIAIR IN(AFI)ラベルがコールドアイル側に、AFOAIR OUT(AFO)ラベルがホットアイル側になるようにスイッチを配置します。

ファン モジュールの状態

スイッチのファン モジュール スロットの左側には、対応する各ファン モジュールのステータス LED(ST のラベル付き)があります。 この LED はファン モジュールの状態を示します。 表 20 は EX4550 スイッチのファン モジュールにあるステータス LED を示しています。

表 20: ファン モジュールの LED

LED

状態

説明

ST

ファン モジュールは正常に機能しています。

消灯

次のいずれかを示します。

  • ファン モジュールが装着されていません。
  • ファン モジュールが正常に機能していません。

通常の動作条件では、ファン モジュールは適度な速度で動作します。 シャーシ内の温度センサーはシャーシ内の温度を監視しています。

ファン モジュールに障害が生じるかシャーシ内の周囲温度が許容範囲を超えた場合、システムがアラームを発します。 シャーシ内の温度がしきい値温度より高くなった場合、システムは自動的にシャットダウンします。

LCD パネルの Status(ステータス)メニューにある Environment Status(環境ステータス)で、ファンのステータスとシャーシの温度を見ることができます。 EX4550 スイッチの LCD パネル を参照してください。

関連項目