EX4550 スイッチ ハードウェアの概要

ジュニパーネットワークス EX4550 イーサネット スイッチは、アグリゲーション レイヤーやデータ センターのトップ オブ ラックの実装に対応した高密度な 10 ギガビット ポートを備え、データ センターに最適な気流を選べるオプション(ホット アイル/コールド アイル)を提供します。 EX4550 スイッチの基本ポート密度は、10 ギガビット SFP+ または 10 ギガビット イーサネット BASE-T(10GBASE-T)の固定ポート 32 個で、オプションの拡張モジュールを取り付ければ最大 48 ポートまで拡張できます。 EX4550 スイッチは、 Virtual Chassis1 種類のバーチャル シャーシで構成することも、ジュニパーネットワークス EX4200 イーサネット スイッチまたはジュニパーネットワークス EX4500 イーサネット スイッチのいずれか、あるいはその両方を組み合わせたバーチャル シャーシによって、最大合計 10 台のメンバーで構成することもできます。

最大 2 つのオプションの拡張モジュールをシャーシの両側にあるモジュール スロットに取り付ければ、EX4550 スイッチの数を拡張できます。

EX4550 スイッチには、次のようなオプションのモジュールがあります。

EX4550 スイッチは、ジュニパーネットワークス Junos オペレーティング システム(Junos OS)を実行する他のデバイスを管理するのと同じインターフェイス(コマンドライン インターフェイス(CLI)、J-Web グラフィカル インターフェイス、Junos Space を使って管理できます。

本トピックでは、以下について説明しています。

ソフトウェア

ジュニパーネットワークス EX シリーズ イーサネット スイッチは、レイヤー 2 およびレイヤー 3 のスイッチング機能、ルーティング機能、セキュリティ サービスを提供する、Junos OS 上で動作します。 EX シリーズ スイッチ上で動作する Junos OS コードベースは、ジュニパーネットワークス J シリーズ、M シリーズ、MX シリーズ、T シリーズのすべてのルーターと、SRX シリーズ サービス ゲートウェイでも動作します。 スイッチのソフトウェア インストールに関する情報は、ソフトウェア インストール(英語)を参照してください。

EX4550 スイッチの概観

EX4550 スイッチは、高密度の 10 ギガビット イーサネット データ センターのトップ オブ ラックや、企業、キャンパス アグリゲーション/コア デプロイメントに接続性を提供します。 通常 EX4550 スイッチは、大規模な支店環境やキャンパス ワイヤリング クローゼット、また、スイッチをラック内のすべてのデバイスに接続性を提供するラック内の一番上のデバイスとして配置できるデータ センターで使用できます。

EX4550 は 2 つの基本スイッチで提供されています。1 つは、32 個の SFP+ ポートをベースとしたスイッチ(EX4550-32F)で、1 ギガビットの SFP または 10 ギガビットの SFP+ トランシーバを取り付け可能な、10 ギガビット SFP+ の固定ポート 32 個を提供します。もう 1 つは、32 個の 10GBASE-T をベースとしたスイッチ(EX4550-32T)で、100 メガビット、1 ギガビット、10 ギガビットの BASE-T コネクタを取り付け可能な 10 ギガビット イーサネット BASE-T 固定ポートを 32 個提供します。EX4550 スイッチモデルを参照してください。

EX4550 スイッチには、シャーシ内の気流方向が異なるタイプがあります。 EX4550 スイッチには、2 つのモジュール スロットがあり、どちらのスロットにも以下のオプション モジュールのいずれかを収容できます。

図 1 は EX4550-32F スイッチのフロント パネルを示しています。

図 1: EX4550-32F スイッチのフロント パネル

EX4550-32F スイッチのフロント
パネル

図 2 は EX4550-32T スイッチのフロント パネルを示しています。

図 2: EX4550-32T スイッチのフロント パネル

EX4550-32T スイッチのフロント
パネル

図 3 は EX4550 スイッチのリア パネルを示しています。

図 3: EX4550 スイッチのリア パネル

EX4550 スイッチのリア パネル

EX4550 スイッチは、以下によってキャリアクラスの信頼性を実現しています。

オプションのモジュール

EX4550 スイッチは、8 ポートの 10 ギガビット イーサネット SFP+ 拡張モジュール、8 ポートの 10GBASE-T 拡張モジュール、2 ポートの 40 ギガビット イーサネット QSFP+ 拡張モジュール、そして 128 ギガビットのバーチャル シャーシ モジュールの 4 つのタイプのオプション モジュールをサポートしています。 モジュールの組み合わせを問わず、各モジュール スロットに 1 つずつ、合計 2 つのモジュールを取り付けることができます。 モジュール スロットは、スイッチのフロント パネルに 1 つ、リア パネルに 1 つあります。

表 3 は、モジュール製品番号、オプション モジュールの名称と略称、モジュール リリース時の Junos OS リリースを示しています。

表 3: EX4550 スイッチのオプション モジュール

製品番号

モジュール名

説明

最初の Junos OS リリース

EX4550-EM-8XSFP

8 ポートの 10ギガビット SFP+ 拡張モジュール

SFP+ 拡張モジュールには、10 ギガビットの SFP+ トランシーバまたは 1 ギガビットの SFP トランシーバを最大 8 台、あるいは SFP+ と SFP トランシーバを組み合わせた最大 8 台を装着できます。 この拡張モジュールのポートを使用して、他のデバイスにスイッチを接続できます。 また、これらのポートを VCP として構成し、それを使用して EX4550 スイッチを EX4200、EX4500、EX4550 スイッチと接続して、バーチャル シャーシを構築できます。

12.2R1

EX4550-EM-8XT

8 ポートの 10GBASE-T 拡張モジュール

10GBASE-T 拡張モジュールには、100 メガビット、1 ギガビット、10 ギガビット イーサネット BASE-T のコネクタを最大 8 個装着できます。 この拡張モジュールのポートを使用して、他のデバイスにスイッチを接続できます。 また、これらのポートを VCP として構成し、それを使用して EX4550 スイッチを相互接続して、バーチャル シャーシを構築できます。

12.2R4

EX4550-EM-2QSFP

2 ポートの 40 ギガビット QSFP+ 拡張モジュール

QSFP+ 拡張モジュールには 2 つのポートがあり、それぞれに 40 ギガビットの QSFP+ コネクタを装着できます。 また、これらのポートを VCP として構成し、それを使用して EX4550 スイッチを相互接続して、バーチャル シャーシを構築できます。

13.2X50-D10

注: QSFP+ ポートを使用したバーチャル シャーシ構成は、リリース 13.2X50-D15 以降でサポートされています。

EX4550-VC-128G

128 ギガビット バーチャル シャーシ モジュール

EX4550 スイッチに 128 ギガビットのバーチャル シャーシ モジュールを装着して、バーチャル シャーシ内の他のスイッチと接続できます。 バーチャル シャーシ モジュールには 2 つの専用 VCP があり、それを使用して EX4550 スイッチを EX4200、EX4500、EX4550 スイッチと接続して、バーチャル シャーシを構築できます。

12.2R1

バーチャル シャーシ

EX4550 スイッチと EX4200、EX4500、EX4550 スイッチを相互接続して、バーチャル シャーシを構築できます。 このように相互接続されたスイッチは、1 つの IP アドレスを持った 1 つの論理デバイスとして動作させることができます。

最大 10 台の EX4550 スイッチを相互接続して、EX4550 スイッチだけで構成されたバーチャル シャーシを構築できます。 EX4200 スイッチまたは EX4500 スイッチ、あるいはその両方と、EX4550 スイッチを相互接続して、最大 10 台のスイッチを組み合わせたバーチャル シャーシを構築できます。 EX4200、EX4500、および EX4550 バーチャル シャーシのハードウェア構成を理解するを参照してください。

バーチャル シャーシでの EX4550 スイッチの接続に使用可能なポートは次のとおりです。

注: VCP として構成された 10GBASE-T イーサネット ネットワーク ポート、10GBASE-T 拡張モジュール ポート、QSFP+ 拡張モジュール ポートを使用して、EX4550 スイッチだけを相互接続したバーチャル シャーシを構築できます。 これらのポートを使って、EX4550 スイッチを EX4200 スイッチまたは EX4500 スイッチと接続してバーチャル シャーシを構築することはできません。

注: EX4550 スイッチを使用したバーチャル シャーシ構成の場合、バーチャル シャーシ モジュールの取り付けは必須ではありません。

バーチャル シャーシの理解と構成の詳細については、EX2200, EX3300, EX4200, EX4500 and EX4550 Virtual Chassis(英語)を参照してください。

電源

EX4550 スイッチは、方向の異なる気流に対応した AC または DC 電源をサポートしています。 EX4550 スイッチの電源はホットリムーブやホットインサートに対応した FRU です。

電源の表面には、気流方向を示すラベル(AFI または AFO)が貼られています。 AFI ラベルはバックツーフロント エアーフローを表し、AFO ラベルはフロントツーバック エアーフローを表しています。 EX4550 スイッチの冷却システムと換気を参照してください。

EX4550 スイッチは、AC または DC のいずれかの電源が 1 台装着されて出荷されます。 EX4550 スイッチには、AC または DC の 2 台目の電源を装着できます。 EX4550 スイッチの AC 電源およびEX4550 スイッチの DC 電源を参照してください。

注意: 以下の混在は行わないでください。

  • 同じシャーシ内の AC 電源と DC 電源
  • 同じシャーシの気流ラベル(AFIAFO)が異なる電源

ファン モジュール

EX4550 スイッチは、スイッチのリア パネルに 3 つのファン モジュールを取り付けて出荷されます。 ファン モジュールは、ホットインサートやホットリムーブに対応したフィールド交換可能ユニット(FRU)です。

ファン モジュールには、気流方向が異なる 2 つの種類(AIR IN(AFI)のラベルが貼られたバックツーフロント、AIR OUT(AFO)のラベルが貼られたフロントツーバック)があります。 EX4550 スイッチの冷却システムと換気を参照してください。

注意: 気流のラベル(AIR IN(AFI)AIR OUT(AFO))が異なるファン モジュールを同じシャーシで混在させないでください。

EX4550 スイッチのコンポーネント

図 4 は、EX4550-32F スイッチのフロント パネルのコンポーネントを示しています(モジュール スロット カバー パネルを取り付け)。

図 4: EX4550-32F スイッチのフロント パネルのコンポーネント

EX4550-32F スイッチのフロント パネルのコンポーネント
  1
モジュール スロット カバー パネル
  7
Mini-USB コンソール ポート
  2
通気口
  8
USB ポート
  3
LCD パネル
  9
RJ-45 コンソール ポート
  4
LCD パネルの [Menu] ボタン
10
管理ポート
  5
シャーシ ステータス LED
11
SFP+ ネットワーク ポート
  6
LCD パネルの [Enter] ボタン
 

図 5 は、EX4550-32T スイッチのフロント パネルのコンポーネントを示しています(モジュール スロット カバー パネルを取り付け)。

図 5: EX4550-32T スイッチのフロント パネルのコンポーネント

EX4550-32T スイッチのフロント パネルのコンポーネント
  1
モジュール スロット カバー パネル
  6
Mini-USB コンソール ポート
  2
LCD パネル
  7
USB ポート
  3
LCD パネルの [Menu] ボタン
  8
RJ-45 コンソール ポート
  4
シャーシ ステータス LED
  9
管理ポート
  5
LCD パネルの [Enter] ボタン
10
イーサネット ネットワーク ポート

図 6 は、EX4550 スイッチのリア パネルのコンポーネントを示しています(モジュール スロット カバー パネルと AC 電源を取り付け)。

図 6: EX4550 スイッチのリア パネルのコンポーネント

EX4550 スイッチのリア パネルのコンポーネント
  1
AC 電源(電源スロット 0)
  5
ファン モジュール スロット ラベル
  2
電源カバー パネル(電源スロット 1)
  6
ファン モジュール
  3
ESD ポイント
  7
ファン ステータス LED
  4
モジュール スロット カバー パネル
 

注: 保護接地端子はシャーシの左側にあります。 EX シリーズ スイッチにアースを接続する を参照してください。

関連項目