EX4300 スイッチの冷却システムと換気

EX4300 スイッチの冷却システムは、2 つのファン モジュールと、電源ごとに 1 台のファンで構成されます。 EX4300 スイッチの気流はスイッチに搭載されているファン モジュールと電源によって異なり、スイッチ背面から吸気されるバックツーフロント(AIR IN(AFI)のラベルで識別)と、スイッチ背面から排気されるフロントツーバック(AIR OUT(AFO)のラベルで識別)のいずれかになります。

本トピックでは、以下について説明しています。

ファン モジュール

EX4300 スイッチのファン モジュールは、ホットインサートとホットリムーブに対応したフィールド交換可能ユニット(FRU)です。 各スイッチには 2 つのファン モジュールが搭載されています。 ファン モジュールは、スイッチ リア パネルのファン モジュール スロットに装着されます。 ファン モジュール スロットには 0 と 1 の番号が付けられており、各スロットの横にはファンのアイコンがあります。

図 17 に、EX4300 スイッチで使用されているファン モジュールを示します。

図 17: EX4300 スイッチで使用されているファン モジュール

EX4300 スイッチで使用されているファン モジュール

ファン モジュールの交換のためにシャーシのリア パネルからモジュールを取り外すときは、一度に 1 台のみ行います。 ファン モジュールを交換する間、スイッチは一定の時間(30秒)、過熱によるシャットダウンを生じさせることなく動作し続けます。

注: スイッチを適切に機能させるには、2 つのファン モジュールを装着する必要があります。

ファン モジュールには、気流方向の異なる 2 つのモデルが用意されています。スイッチ背面から吸気するバックツーフロント(AIR IN(AFI)ラベルで識別)と、スイッチ背面から排気するフロントツーバック(AIR OUT(AFO)ラベルで識別)の 2 種類です。 表 27 に、提供されているファン モジュールのモデルと、その気流方向を一覧表示します。

表 27: EX4300 スイッチのファン モジュール

ファン モジュール

ファン モジュールのラベル

EX4300-FAN

AIR OUT(AFO)

EX4300-FAN-AFI

AIR IN(AFI)

EX4300 スイッチの各モデルの気流方向

表 28 は、EX4300 スイッチの各モデルの出荷時の気流方向を示しています。

表 28: EX4300 スイッチの各モデルの気流方向

モデル番号

ファン モジュールと電源

気流方向

  • EX4300-24T
  • EX4300-24P
  • EX4300-48T
  • EX4300-48P

2 つのファン モジュールと 1 台の AC 電源(AIR OUT(AFO)のラベル付き)が付属します。

フロントツーバック — シャーシを冷却する空気がシャーシのフロント パネルの吸気口から取り込まれ、温まった空気がシャーシのリア パネルの排気口から排出されます。

EX4300-48T-DC

2 つのファン モジュールと 1 台の DC 電源(AIR OUT(AFO)のラベル付き)が付属します。

フロントツーバック — シャーシを冷却する空気がシャーシのフロント パネルの吸気口から取り込まれ、温まった空気がシャーシのリア パネルの排気口から排出されます。

EX4300-48T-AFI

2 つのファン モジュールと 1 台の AC 電源(AIR IN(AFI)のラベル付き)が付属します。

バックツーフロント — シャーシを冷却する空気がシャーシのリア パネルの吸気口から取り込まれ、温まった空気がシャーシのフロント パネルの排気口から排出されます。

EX4300-48T-DC-AFI

2 つのファン モジュールと 1 台の DC 電源(AIR IN(AFI)のラベル付き)が付属します。

バックツーフロント — シャーシを冷却する空気がシャーシのリア パネルの吸気口から取り込まれ、温まった空気がシャーシのフロント パネルの排気口から排出されます。

注意: 以下の混在は行わないでください。

  • 同じシャーシ内の AC 電源と DC 電源
  • 同じシャーシ内の気流ラベル(AIR IN(AFI)AIR OUT(AFO))が異なる電源やファン モジュール

バックツーフロント エアーフローについて

バックツーフロント エアーフローの EX4300 スイッチ モデルでは、リア パネルの吸気口から冷却用の空気がシャーシ内に取り入れられ、温まった空気はスイッチのフロント パネルの排気口から吐き出されます。 図 18 を参照してください。

図 18: EX4300 スイッチ シャーシ内のバックツーフロント エアーフロー

EX4300 スイッチ シャーシ内のバックツーフロント エアーフロー

ファン モジュールのラベルが AIR IN(AFI)の場合は、必ず AIR IN(AFI)ラベルが付いた電源を装着してください。

フロントツーバック エアーフローについて

フロントツーバック エアーフローの EX4300 スイッチ モデルでは、スイッチのフロント パネルの吸気口から冷却用の空気がシャーシ内に取り入れられ、温まった空気はリア パネルの排気口から吐き出されます。 図 19 を参照してください。

図 19: EX4300 スイッチ シャーシ内のフロントツーバック エアーフロー

EX4300 スイッチ シャーシ内のフロントツーバック エアーフロー

ファン モジュールのラベルが AIR OUT(AFO)の場合は、必ず AIR OUT(AFO)ラベルが付いた電源を装着してください。

AIR IN(AFI)と AIR OUT(AFO)コンポーネントのスイッチ内での混在は不可

気流ラベル(AIR IN(AFI)AIR OUT(AFO))が異なる電源やファン モジュールを同じシャーシで混在させないでください。 ファン モジュールのラベルが AIR IN(AFI)の場合は、電源にも AIR IN(AFI)ラベルが付いたものを使用します。同様に、ファン モジュールのラベルが AIR OUT(AFO)の場合は、AIR OUT(AFO)ラベルの電源を使用します。

AIR IN(AFI)AIR OUT(AFO)の両ラベルのコンポーネントを同じシャーシ内で混在させると、スイッチの冷却システムの性能が低下して、シャーシ内が過熱状態になる場合があります。

注意: ファン モジュールに障害が生じるかシャーシ内の周囲温度が許容範囲を超えた場合、システムがアラームを発します。 シャーシ内の温度がしきい値温度より高くなった場合、システムは自動的にシャットダウンします。

スイッチの配置

AIR OUT(AFO)のラベルが付いたファン モジュールと電源を使用するフロントツーバック エアーフローの場合、暖められた空気はスイッチ リア パネルの排気口から吐き出されます。 AIR IN(AFI)のラベルが付いたファン モジュールと電源を使用するバックツーフロント エアーフローの場合、暖められた空気はスイッチ フロント パネルの排気口から吐き出されます。

データ センターでは、スイッチ コンポーネントの AIR IN(AFI)ラベルがコールドアイル側に、AIR OUT(AFO)ラベルがホットアイル側になるようにスイッチを配置します。

ファン モジュールの状態

スイッチのシャーシのリア パネルにあるファン モジュール スロットの横には、各ファン モジュールのステータス LED があります。 ステータス LED は、ファン モジュールの状態を示します。 表 29 は、EX4300 スイッチのファン モジュールにあるステータス LED を示しています。

表 29: ファン モジュールの LED

LED

状態

説明

ステータス

ファン モジュールは正常に機能しています。

消灯

次のいずれかを示します。

  • ファン モジュールが装着されていません。
  • ファン モジュールが正常に機能していません。
  • ファン モジュールの気流方向が、その他のコンポーネントの気流方向と一致していません。

通常の動作条件では、ファン モジュールは適度な速度で動作します。 シャーシ内の温度センサーはシャーシ内の温度を監視しています。

ファン モジュールに障害が生じるかシャーシ内の周囲温度が許容範囲を超えた場合、システムがアラームを発します。 シャーシ内の温度がしきい値温度より高くなった場合、システムは自動的にシャットダウンします。

LCD パネルの Status(ステータス)メニューにある Environment Status(環境ステータス)で、ファンのステータスとシャーシの温度を見ることができます。 EX4300 スイッチの LCD パネル を参照してください。

関連項目