EX4300 スイッチの LCD パネル

EX4300 スイッチのフロント パネルの LCD パネルには、最大 16 文字のテキストが 2 行表示されます。 LCD パネルには、スイッチに関するさまざまな情報と、初期設定や再起動等の基本操作に関するメニューが表示されます。

LCD パネルの右には [Menu] と [ENTER] の 2 つのナビゲーション ボタンがあります。

図 7 を参照してください。

図 7: EX4300 スイッチの LCD パネル

EX4300 スイッチの LCD パネル

LCD パネルの 1 行目のJ-Web インターフェイスを使用しテキストにはスイッチの基本情報が、2 行目のテキストには LCD パネルで選択されたモードに関する情報が表示されます。 LCD パネルの 2 行目のテキストにカスタム メッセージを表示するように、設定できます。 LCD パネルを設定して、カスタム メッセージを表示する場合、[Menu] ボタンと [Enter] ボタンは無効化されます。 EX シリーズ スイッチで LCD パネルを構成する(CLI 手順)を参照してください。

LCD パネルにはバックライトがついています。 LCD パネルが 60 秒間アイドル状態の場合、バックライトが消えます。 [Menu] ボタンまたは [Enter] ボタンを 1 回押すと、バックライトがオンになります。 バックライトがオンの状態で、[Menu] ボタンを押して LCD パネルのメニューを切り替えたり、[Enter] ボタンでメニューのオプションを移動できます。

注: J-Web インターフェイスのシャーシ ビューアでも LCD パネルが表示されます。 J-Web インターフェイスから、LCD パネルのリアルタイムなステータス情報を見ることができます。 EX シリーズ スイッチのダッシュボードを参照してください。

本トピックでは、以下について説明しています。

LCD パネルのモード

LCD パネルは、起動、アイドル、ステータス、保守の 4 つのモードで動作します。

LCD パネルの 1 行目には、すべてのモードのスロット番号、スイッチの役割、ホスト名が表示されます。

スタンドアロンの EX4300 スイッチの場合、デフォルトでは、スロット番号は 00、役割は RE です。

バーチャル シャーシのメンバーである EX4300 スイッチの場合、LCD パネルの 1 行目には常に以下が表示されます。

スイッチの再起動中は、LCD パネルは起動モードで動作します。 起動モードでは、LCD パネルの 2 行目に、スイッチの起動プロセスの主な行程が表示されます。 起動モードにはメニュー オプションがありません。 起動プロセスが完了すると、LCD パネルは自動的にアイドル(IDLE)メニューに戻ります。

アイドル モードでは、LCD パネルのテキストの 2 行目に、ネットワーク ポートのステータス LED のモードと、シャーシ アラームの数が表示されます。 アラームの数は毎秒単位で更新されます。

ステータス モードでは 2 行目に以下が表示されます。

保守モードでは 2 行目に以下のいずれかのオプションが表示されます。これらはスイッチの設定やトラブルシューティングに使用します。

LCD パネルのメニュー

LCD パネルには、[Idle]、[Status]、および [Maintenance] のメニューがあります。 [Menu] ボタンを押して LCD パネルのメニューを切り替え、[Enter] ボタンでメニューのオプションを移動することができます。

表 7は LCD パネルのメニューについて説明しています。

表 7: EX4300 スイッチの LCD パネルのメニュー オプション

メニュー ラベル

説明

IDLE(アイドル)

[Idle] メニューでは、以下を行います。

STATUS(ステータス)

[Status] メニューで [Menu] を押すたびに、次の情報が順番に表示されます。

  • VCP の状態:アップまたはダウン

    スイッチの VCP の状態が表示されます。 このオプションは、バーチャル シャーシ構成の EX4300 スイッチでのみサポートされます。 このオプションはスタンドアロンの EX4300 スイッチではサポートされません。

  • 電源の状態:OK、Failed(エラー)、Absent(なし)
  • ファンの状態と温度の状態
    • ファンの状態:OK、Failed(エラー)、Absent(なし)
    • 温度の状態:OK、High(高)、Shutdown(シャットダウン)
  • スイッチにロードされている EX シリーズ向け Junos OS のバージョン
  • EXIT STAT MENU?

    次の中から 1 つを選択します。

    • [Status] メニューを終了し、[Maintenance] メニューに進むには、[Enter] を押します。
    • もう一度 VCP ステータスを表示するには、[Menu] を押します。

LCD パネルの [Status] メニューあるいは [Status] メニューのオプションを無効化できます。 EX シリーズ スイッチで LCD パネルを構成する(CLI 手順) を参照してください。

MAINT([Maintenance] メニュー)

[Maintenance] メニューには、スイッチの設定やトラブルシューティング用のオプションが用意されています。

  • SYSTEM HALT?—次の中から 1 つを選択します。
    • スイッチを停止するには [Enter] を押します。 [Enter] をもう一度押して停止を続行します。
    • [Maintenance] メニューの次のオプションに進むには [Menu] を押します。
  • SYSTEM REBOOT?—次の中から 1 つを選択します。
    • スイッチを再起動するには [Enter] を押します。 [Enter] をもう一度押して再起動を続行します。
    • [Maintenance] メニューの次のオプションに進むには [Menu] を押します。
  • LOAD RESCUE?—次の中から 1 つを選択します。
    • スイッチを前の有効な構成にロールバックするには [Enter] を押します。 [Enter] をもう一度押してロールバックを続行します。
    • [Maintenance] メニューの次のオプションに進むには [Menu] を押します。
  • REQUEST VC PORT?—次の中から 1 つを選択します。
    • アップリンク モジュール ポートまたは QSFP+ ポートを VCP に設定する、あるいは VCP をスイッチの構成から削除する場合は、[Enter] ボタンを押します(VCP を削除すると、ポートはアップリンク モジュール ポートまたはネットワーク ポートにリセットされます)。
    • [Maintenance] メニューの次のオプションに進むには [Menu] ボタンを押します。
  • FACTORY DEFAULT?—次の中から 1 つを選択します。
    • スイッチを工場出荷時のデフォルト構成に復元するには [Enter] を押します。 [Enter] をもう一度押して復元を続行します。 LCD パネルで成功またはエラーのメッセージが点滅した後、[Idle] メニューが表示されます。
    • [Maintenance] メニューの次のオプションに進むには [Menu] を押します。
  • ENTER EZSETUP?—次の中から 1 つを選択します。
    • EZSetup を起動するには [Enter] を押します。 [Enter] をもう一度押して起動を続行します。

      EZSetup では DHCP を設定し、スイッチ上で J-Web ユーザー インターフェイスを有効化します。 LCD パネルで成功またはエラーのメッセージが約 10 秒間点滅した後、[Idle] メニューが表示されます。

      注: EZSetup オプションは、工場出荷時のデフォルト構成のスタンドアロン スイッチでのみ使用できます。

      EZSetup については、EX シリーズ スイッチの接続と構成(J-Web 手順) を参照してください。

    • [Maintenance] メニューの次のオプションに進むには [Menu] を押します。
  • EXIT MAINT MENU?—次の中から 1 つを選択します。
    • [Maintenance] メニューを終了するには、[Enter] を押します。
    • SYSTEM HALT? オプションに戻るには [Menu] を押します。

LCD パネルの [Maintenance] メニューあるいは [Maintenance] メニューのオプションを無効化できます。 EX シリーズ スイッチで LCD パネルを構成する(CLI 手順) を参照してください。

関連項目