DHCP クライアント固有の属性を設定する
クライアントがアドレスを取得するときに、割り当てプール機能を使用してアプリケーション固有の属性を含めることができます。DHCPv6 などのクライアントアプリケーションは、属性を使用して、アドレスの割り当て方法を決定し、クライアントに対してオプションのアプリケーション固有の特性を提供します。たとえば、DHCPv6 アプリケーションでは、特定の前提条件に一致するクライアントが特定の名前付き範囲からアドレスを動的に割り当てられるように指定できます。使用される名前付き範囲に基づいて、DHCPv6 は DNS サーバーやクライアントの最大リース時間など、追加の DHCPv6 属性を指定します。
SRX1500、SRX5400、SRX5600、SRX5800 デバイスのみを対象としています。
このdhcp-attributes文を使用して、の[edit access address-assignment pool pool-name family inet6] hierarchyアドレス割り当てプールに DHCPv6 クライアント固有の属性を設定します。
表 1IPv6 のアドレス割り当てプールを構成するための DHCPv6 クライアント属性について説明します。
表 1: DHCPv6 属性
属性 | 説明 | DHCPv6 オプション |
---|---|---|
dns-server | クライアントが DNS クエリを送信できる DNS サーバーの IPv6 アドレス | 23 |
grace-period | リースによって提供される猶予期間 | – |
maximum-lease-time | DHCPv6 サーバーによって許可される最大リース時間 | – |
option | ユーザー定義オプション | – |
sip-server-address | SIP 送信プロキシサーバーの IPv6 アドレス | 22 |
sip-server-domain-name | SIP 送信プロキシサーバーのドメイン名 | 21 |